火曜日の夜、なじらねの人たちのアジトに行った。
市場の空き店舗を利用して、
実に立派な居住空間を作っていた。
この遊び心が嬉しく感じた。

ある工事を進めるために、
地域住民のに対しての説明会を開き、
合意形成をしなければならなくなった。
そんな使命を帯びたコンサルの願いで、
私も寄せてもらって説明を聴いた。

沼垂が変わる。
古き物が壊される。
それも時代なのかと寂しくなる話だった。

その後、500円会費での飲み会となる。
驚いた。
Mさんがホットプレートを取り出し、
お好み焼きを焼き始めた。
缶ビールはふんだんにあり、
差し入れの日本酒も旨かった。
何よりも神棚にお神酒としてあげていた色の変わったお酒、
得体の知れない味には驚かされた。

「どうして平日の夜にやるん?」と聞くと、
「休みの前にやると、誰も帰らねねっけ」と言われた。
オールド親父たちの遊び心は、
そんなところにも配慮があった。

水道・ガスの設備あり。
冷蔵庫の中には差し入れの酒やビール。
ストーブが暖かい。
まるで山小屋での宴会ののりであった。

我が家を追い出された暁には、
ここをねぐらにさせてもらおうと、
密かに心に決めた。

それにしても、なじらねのオールド親父たちは面白すぎる。