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  • from: クマさんさん

    2009年03月20日 21時01分09秒

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    あーー、二日酔い

    死んでいた。
    二日酔いなんてものではなく、
    明るくなって目が覚めたら、
    ソファーに薄い毛布一枚で寝ていることに気づいた。
    どうやって帰ってきたのか・・・。
    それから布団を敷いて、
    午後1時まで眠ったものだった。
    使い物にならない一日。
    こんな日は、つくづく酒をやめようと思うものだった。

    次男は、花粉症でここ2〜3日酷い状態だった。
    風邪もあるのか、夕方になると微熱が出る。
    彼もまた、父と同じで一日パジャマのまま、ぐったりとしていた。
    長男は、今夜はバンドのライブがあるとのこと。
    それなのにどうも財布を盗まれたらしかった。
    酷く酷く悔しがり、
    慰めの言葉もないと妻が言っていた。

    男は、どうも駄目なものだ。
    そんな中、淡々と我が道を生きる妻。
    それが彼女の幸福論なのかもしれない。
    動かず、騒がす、動揺しない。
    そのお蔭様で、
    我が家の頼りない男たちは生かされているのだ。

    世界遺産を守った、女たちの物語が語られていた。
    ナスカの地上絵を守った女性。
    エルミタージュの美術品を守った王妃。
    歴史と家庭とは、女によって守られている。

    昨夜の飲み会でも、
    美しく、しっかりとした女性たちがいてくれるから、
    和気藹々と楽しい宴になるのである。
    いばることだけで、情けない男たちだけの社会や家庭であったら、
    社会も家庭も歴史は続かなかっただろうと思っている。
    二日酔いで一日ぼーーっと生きるしかなかった自分を見て、
    女性の偉大さを改めて悟ることができた。

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