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  • from: クマさんさん

    2009年05月21日 04時58分53秒

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    今日がよき日に

    私の書の師匠にK先生がいる。
    先生は、ただ今脳梗塞で入院中である。
    私は、お見舞いに行くと泣いてしまうので、
    葉書を出すことにしている。
    自作の絵葉書である。

    山菜をもらった日は、コゴメやコシアブラを絵に描いた。
    良寛さんの似顔絵を描いたこともあり、
    昨日は私愛用のマグカップを描いた。

    水彩の色鉛筆という便利なものがある。
    私は週に一度そうして机に向かって絵を描いた。
    何年ぶりだろうか。
    こうして絵を描くことは。

    そこに筆ペンで、俳句や川柳をしたため、
    短いコメントを入れて印を押す。
    我ながらいいものが出来たと自画自賛している。
    送り先は、白根の病院の○○号室である。

    先生には、私が放浪した頃、
    とても可愛がってもらったものだった。
    あてどなく生きている私に声をかけて、
    あちらこちらと連れて行ってくれた。
    先生の書の講習会にも弟子として参加して、
    ただ筆の持ち方だけを教えたこともある。

    人は、可愛がってもらった恩は忘れないものだ。
    しかし、私はそんな先生のことを忘れて十何年か生きてしまった。
    4月に先生から送られた書会の葉書にはっとした。
    私は、恥ずかしくて恥ずかしくて仕方がなかった。
    それからだ、この私流の絵葉書を描くようになったのは。

    私は、そのおかげで筆を持ち書の練習をしている。
    そのおかげで絵心を取り戻し、
    そのおかげで俳句や川柳を創作するようになった。
    やはり先生とは、偉大な人なのだ。
    先生とは、絶えず前を行き、
    弟子には、生き方を教えてくれる人のことなのだと改めて思った。

    私の放浪時代、私には私を心から支え、励ましてくれた友もいた。
    私の夢がかなうことを心から願ってくれ、
    夢破れると共に心を痛め、そして励ましを送ってくれた。
    「人は、出遭いである」
    そんな友と出会えたおかげで、今の私は生きている。
    友とは、共であったのだ。

    私は、youさんのそんな恩を忘れていない。

    彼女にも絵葉書を送ろうかと、今思っている。
    先生と彼女の今日が、よき日になることを心から祈っている。

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