長男が、たった今帰ってきた。
やっぱり心配だから、起きていた。
私は、実は酔っ払いなのである。
ぷれジョブの話し合いの後、「よしはら」でふぐ鍋を食べた。
いろいろとありながらも、
ぷれジョブの夜は、Cさんと本音で語り合う。

しかし、帰ってみたら長男の自転車がなかった。
11時はとっくに過ぎていた。
「おい、どうしたん?」と妻に聞くと、
ライブを観てから帰るとのメールだけだった。
「いつ帰るのか、電話しろよ」と妻に言う。
やっぱり私はニュースゼロを観ながら、
長男のことを心配しつつ時刻を気にしていた。

下で音がした。
階段を上がってくる。
ほっとした。何も言うことはなかった。
私を跨いで行こうとする彼を見て、
「遅すぎるぞ」それだけだった。
「すみませんでした」
やっぱり彼も大人になったのである。

いろいろだけれども、そんなこともあるよと受け入れて生きたいものだった。