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  • from: クマさんさん

    2010年01月16日 10時59分50秒

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    健闘を祈る


    久しぶりに日が差してきた。
    明るいことはよいことだ。
    yuccaさんの歌を聴きながらこれを書いている。
    雪景色にもyuccaさんの歌声は似合うのだ。

    本日、長男がセンター試験に出発した。
    さすがに寝ぽ助の彼でも、今朝は早起きしたらしい。
    二日酔いの私は、妻に起こされた。
    「兄ちゃん、出発するよ」
    下に降りると、彼が制服を着て朝食を食べていた。
    父も母も一緒に朝食を食べながら、長男を励ましていた。
    彼は、少々緊張した顔つきで黙って聴いていた。
    「全力を尽くせ」「全部書くんぞ」「リラックスして行け」
    親父としては、余計なお世話をしてしまう。

    私は一つの封筒を長男に手渡した。
    その中には、蒲水先生からいただいた、
    「山の下納豆」のパッケージと、
    私が三年前に書いたメッセージが入っている。

    三年前、私は高校受験に行く長男を車で送った。
    「おい、これお守りだっけ、もって行け」
    長男は、「いやだ」と言って受け取らなかった。
    「そうか・・・」と親父はがっかりしながら、
    こっそりと彼のかばんの中に忍ばせた。
    彼は、試験の直前にその存在に気付いたと言っていた。

    赤い紙のパッケージには、懐かしい万代橋の絵が描かれている。
    また納豆が大判のパックに入っていたころの記念すべきあれである。
    今朝、三年前と同じようにそれを彼に渡した。
    すると、「ありがとう」と彼が言って、それを受け取ってくれた。
    嬉しかったなぁ。
    涙が出そうだった。

    それはこっちの台詞なのだ。
    「大人になったなぁ。ありがとう。」
    本当に素直で、優しい子に育ってくれたものだ。
    「ありがとう」は、親父の台詞なのだ。
    今頃、彼は試験問題と戦っている。
    何もしてやれない親父は、
    ただyuccaさんの歌声を聴きながら、
    遠く祈るだけなのだ。

    「健闘を祈る」

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