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  • from: クマさんさん

    2010年01月26日 20時26分59秒

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    佐藤さんのバイオリンコンサートを


    沼垂に弱視のバイオリニストがいる。
    御年60歳の佐藤さんである。
    彼は、小学4年生まで沼垂小学校で学んでいた。
    弱視のために、いずれは視力が無くなるであろうと思ったご両親が、
    6歳の時、バイオリンを習わせてくれたのだそうだ。
    その時の先生はまだまだ現役で頑張っていると、佐藤さんが話してくれた。

    4年生の時、黒板の文字が読めなくなってしまった。
    そこで、新潟盲学校へ転入したのだそうだ。
    バイオリンは、佐藤少年の心にマッチしたのだろうか。
    とにかくバイオリンの練習に打ち込んだ。
    高等部を卒業すると、東京芸術大学へ進学し、
    ザルツブルグまで、音楽修業にはせ参じた。
    卒業後は、プロの音楽家としての道を歩み、
    東京を主な活躍の場としていた。

    3年前に、帰郷した。
    沼垂の日ノ出町が彼の故郷なのだ。
    彼にバイオリンを授けたご両親は、すでに他界していた。
    新潟で新天地を求めての帰郷でもあった。
    私は、その彼の存在をある人から聞いて知っていた。
    沼垂荘でバイオリン・コンサートを開いた話も聞いていた。
    会いたかった。音楽の話をしたかったし、彼のバイオリンを聴きたかったからだ。

    3年前の秋、ある夜にだいしホールでのコンサートの帰りに山小屋に寄った。
    カウンターは、私だけだった。
    そこへ白い杖をついた、佐藤さんがやって来た。
    私の隣に座り、酒を注文した。
    「この人だ」
    私の直感は当たった。
    「すみません、佐藤さんではありませんか・・・」
    そして、私は、山小屋でバイオリンコンサートを実現した。
    焼鳥屋で、ツゴイネルワイゼンなのである。

    私の夢は、ウィーンのホリゲーだった。
    酒を飲み、みんなで歌い、語らいながら、
    モーッアルトとベートーベンが奏でられているのである。
    音楽は、大衆のものなのだ。
    焼き鳥の油で染みた柱と天井に、シャコンヌがしみ込むのである。
    感動だった。私は司会をし、会を盛り上げ、最後は全員合唱だった。
    「山小屋の灯」
    歌詞は、森田さんが模造紙に墨字で書いてくれたものだった。

    何でこんなことを書いているかというと、
    月曜日に集まって、佐藤さんのコンサートの段取りを決めてきたのである。
    大佐渡「たむら」と沼垂小学校でコンサートを開く。
    そして、それをきっかけに佐藤さんのバイオリンを聴く会を結成する。
    つまり、彼のファンクラブを作り、
    沼垂人たちで彼を支援しようという話が決まったのだ。

    またまた面白くなりそうな予感である。
    yuccaさんのコンサートにも、ゲスト出演の機会があったらありがたい。
    そんなことも考えている。
    またまた自分で自分を忙しくする私のようである。

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