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  • from: クマさんさん

    2010年03月22日 17時51分17秒

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    老いを見つめる

    昨日、従兄弟たちが子供連れで挨拶に来た。
    東京のMさんの子は、山の下祭りが大好きで、
    祭りになるとやって来て、太鼓をたたき、山車を引いて帰る。
    だから、私は「祭りのおじさん」なのだ。
    我が家には分不相応な大きな和太鼓が座敷にある。
    親戚からもらってきた太鼓だ。
    子供たちが来ると、この太鼓を叩いて遊ぶのだ。

    その5歳の男の子と4歳の女の子が、父を大好きなのだ。
    どういうわけか父は、幼児には人気があるのだ。
    その父が、挨拶をしてからすぐに居間に引っ込んでしまった。
    子供たちがそんな父を心配していた。
    本当に子供は、純粋に優しいのだ。

    父は、本当は誰にも会いたくないのだ。
    人に自分のことを見られることをとても恥じていた。
    「こんなみっともない格好をどうして見られねばなんねぇんだ」と悪態をつく。
    だから、すぐに引っ込む。
    帰りには、表に出て皆を見送った。
    何週間ぶりに外に出た父である。
    それなのに、お客さんが帰った後は、またまた悪態をついていた。

    「誰にも会いたくねぇ」
    「人には見られたくねぇ」
    それが、父の本心らしい。
    寂しいなぁと想いつつつも、
    私も80歳になるとこうなってしまうのかと心寂しいものを感じた。
    この年になって、見栄を張ったり、世間体を気にしている場合ではないのではないかと、
    私は、父のそんな心が浅ましく感じてしまった。

    自分の人生なのだ。
    どうしてこの年になってまでも世間様の目を気にする必要があるのだろうか。
    しかし、それが、父の強がりでもあるのかもしれない。
    そう想うと、もっと悲しくなってしまうのだ。
    老いるとは、いったい何なのだろうか。

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