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  • from: クマさんさん

    2010年05月25日 05時24分20秒

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    日蔭ものと日向もの


    うまくいかないことがあると、やっぱり心が重くなる。
    いつもそのことを考えてしまう。
    すると心が重く、気が晴れない。
    自分ではそれでいいと思いつつも、人の評価はまちまちだ。
    ついつい気になり、心が重い。
    どうしたらよいのか分からない。
    やっぱりやりながら考え、トライする。それしかないのだ。

    植物には、日向ものと日蔭ものとあることをOさんから聞いた。
    昨年枯れかけたシソの木からこぼれおちた種が、
    この春芽を出したというのだ。
    何も手をかけず、忘れていたのに、自然の力はすごいものだと言っていた。
    その個性に合った環境が整えば自然に育つ力は存在している。
    日蔭もののシソにとって、適度な湿気と日蔭が、
    その種の生命力のスイッチを入れて、芽を出させたのである。

    しかし、シソの茎は細く、か弱いのだそうだ。
    発芽してからの成長は、人の手で助けてやる必要があると感じたOさんは、
    なんと百円ショップのビニール傘を広げ、さして守っているそうだ。
    アイデアである。
    風や雨から守られながら、温室的な効果も期待できる。
    どんな支援が必要であるかは、目の前の具体的な事実が教えてくれるのだ。

    「ヘルプ」と「サポート」は違う。
    「ヘルプ」とは、その人の代わりに誰かがその仕事をやってしまうことである。
    「サポート」とは、例えばその人がもつ成長する力を助け、
    その力を発揮しやすいように支援することである。
    まず私たちが大切にしなければならないことは、
    その成長を支援し、促進するための環境作りと働きかけをすることなのだ。

    しかし、頭で考え、勝手に思いこんで行っても、
    効果がないばかりか、かえってその成長を妨げることもある。
    だから、現状をよくよく観察し、声無き声を聞き、感ずる感性が求められるのだ。

    もう一つOさんから教えられたことは、
    「日向もの」も「日蔭もの」も、等しく生きている存在であるということだ。
    「日蔭もの」を「日向もの」にするために、日向に出しては枯れてしまうのだ。
    それは、それぞれがもっている個性であり、特性なのだ。
    私は、あの人にはなれないし、あの人は、私にはなれないのだ。
    どちらが偉くて、どちらが劣っているなどと考えることが間違っている。
    それぞれがそれぞれの個性のまま生きられる環境と機会とを作ることこそ、
    大切なことなのだとOさんから教えられた。

    頭でっかちの人間になると、こうして心重く、くよくよと悩んでしまう。
    悩んだって今は何もしてあげられないのだから、
    現場で具体的に支援しながら悩めばよいのである。

    しかし、生きるとは、難しいことだとつくづく思う。

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