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from: クマさんさん
2010/06/24 06:02:23
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全てのものは消えゆく運命だ
何も言わない。ただ祈るのみだ。
日本にとっての運命の一戦が今夜深夜に迫っている。
日本中が3時にはテレビに向かうことだろう。
それがWカップとサッカーと言うスポーツの凄さなのだ。
デンマークには、勝つと予想している。
引き分けを想定した守りだけの試合は、
オランダ戦で学んだ通り、世界水準では勝てないのである。
戦術を越えたサムシングは、選手の闘志と勝利への貪欲な想いである。
それは、国民全体の悲願でもある。
3時、素面での応援となる。
それが少しだけ心残りである。
ブブセラ親父としては、やっぱり魂を燃やしきるアルコールが欲しいのだ。
しかし、仕事が・・・。
まずは今夜は9時には就寝し、
サポーターとしての体調を万全に整えることだけ考えよう。
最近、古町のことが話題に登ることが多くなった。
大和の閉店が、いよいよ明日に迫った。
悲しいことである。
私たちの世代の子どもの頃の思い出は、百貨店・デパートと直結している。
ここには、高級なものがあり、世界があり、夢があった。
「新潟に行く」という日には、着て行く服まで違ったものだった。
大和の食堂では、お子様ランチを食べたものだ。
どういうわけか国旗が立ち、プレートの横に玩具があった。
クリームソーダのメロン色がとても懐かしく思い出される。
そんな大和に日曜日に妻と出かけた。
凄い人出であった。
売り場には人が集まり、レジには長い行列が出来ていた。
昭和の時代の活気が戻った気がした。
しかし、よくよく見ると御高齢な人たちが多く、
大和らしいなぁと思ってしまった。
子どもたちが幼いころ、自分たちがまだ現役の若い頃、
この大和の売り場や、食堂や、エスカレーターやエレベーターに、
その思い出がしっかりと染みついているのである。
食堂では、高齢な男性が杖をテーブルに立てかけて、
独りでラーメンを食べていた。
そのもの想いにふける横顔がとても心に残った。
時がたてば、この場所が消え、彼の思い出も消え、彼自身も消えて行くのである。
無常の風はここにも吹いていた。
66年間の時代が明日で幕を下ろす。
それならば、もっと早くこの百貨店にお客は戻ってくればよかったのに・・・。
大阪の食い倒れタロウの例があり、北光社の例がある。
そして、一度消えたものは、
Wカップのように4年に一度復活することは決してないのである。
人の心は熱しやすく、冷めやすい。
だから、今に夢中になって燃えるのかもしれない。
全てのものはしょせん消えるものだ。
今夜の日本戦も、その運命は変わりないのだ。
「消えるから愛おしい」
思い出の道具を一つ。-
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