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  • from: クマさんさん

    2010年06月28日 08時30分55秒

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    赤ちょうちんは灯台の光

    なじら屋が順調だ。
    先週の飲み会の帰りに寄ったら、満席状態だった。
    Cさんは、せっせと働き、話す暇もないほどだった。
    あれだけ痩せなかった男が、何と1週間で5キロも痩せていた。
    それだけハードで充実した生活をしていることなのだろう。

    カウンターの隣には、末広連合の面々が飲んでいた。
    何やら怪しい会合の後らしい。
    奥の小上がりには、臨港町の祭り関係の若者の集いだ。
    飲んでいる内にどんどん人数が増えている。
    気軽に歩いて来れる場所にあるからだ。
    「飲んでっけ、ちっと来ねけ」
    そんな誘いで人が集まる。

    このなじら屋の特徴は、何と言ったって「旨さ」である。
    野菜は自分たちが経営する農場からの採れたて新鮮野菜である。
    やみつきキャベツの味は、本当に病みつきになる旨さである。
    また、豚串一本一本が肉の場所によってこんなにバリエーション溢れる味わいであるとは、
    それは食べた人の驚きである。
    特に、串カツは絶品である。
    ジューシーな肉のうまみもさることながら、
    その間を演出する玉ねぎの甘いこと、旨いこと。

    「素材の味を食べる店」まさになじら屋はそんな店なのだ。
    何よりお客を驚かしているのは、その値段設定である。
    200円のオンパレード。
    「もう少し経ったら値上げすっよ」とCさんは笑っていた。
    この儲けを度外視した奉仕の心が、
    山の下を愛する面々を惹き付けるのである。
    「自分のためでなく、みんなのためにこの店はある。」
    その信念が、この店から感じられるのである。

    若者三人と看板娘二人。
    なかなか息のあったチームワークである。
    勘定を頼んだら、確かに「千べろ」だった。
    Cさんはこれからも痩せることだろう。
    私は、串カツのおかげで肥ることだろう。
    市場のど真ん中に出来た、アットホームな居酒屋は、
    確かに私たち飲兵衛の居場所になった。

    難破しそうな飲兵衛たちは、
    あの赤ちょうちんの灯台の光を頼りに、今夜もこの店に帰港するのだ。

    お店の皆さん、山の下の飲兵衛のために、くれぐれも健康に留意してくださいね。

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