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  • from: クマさんさん

    2010年07月31日 10時17分17秒

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    無理な挑戦

    朝起きたら、曇っていて涼しかった。
    次男は昨夜は友達の家に泊まっていない。
    走ろうと決めて、コースを考えた。
    自宅からスタートして、県庁を通り過ぎ、分水の橋でリターン。
    県庁脇の橋を渡り対岸に行く。
    次に、やすらぎ堤を走り、関屋海岸を目指す。
    後は、いつものコースである。

    自転車で行くだけでも難儀なコースだが、
    走ろうと思うと走れるものなのだ。
    10キロは序盤のプロセスにすぎなかった。
    千歳大橋を渡り、第一高校を過ぎる頃が1時間5分だった。
    ゆっくりとした走りだが、まずまずのペースだった。
    そのまま一気にタコ公園まで走った。
    しかし、1時間30分が一つの走りのピークだった。
    5分間歩き、それからマリンピアまで走った。
    ここからががくんと辛くなってしまった。

    歩いた。歩いた。ふくらはぎと、太ももに痛みと疲労物質が蓄積されている。
    気力も極端に萎えている。
    とにかく体を前に運ぶことが辛かった。
    20キロすら、まだ走りとおせないのである。
    「情けない」私はゆっくりと、とぼとぼと歩いてトンネルに向かった。

    「20キロも走ったことがないのに、フルマラソンとは」
    とにかく「無謀だ」と言われている。
    「無理だ」「潰れるよ」とも警告される。
    私にとっての42.195キロは、達成不可能な目標らしい。
    走るたびに、めげている。
    自分でも「無理だ」とも感じている。
    ただし、少しずつだが体が慣れて、記録も伸びて来ている。
    今は、登山の後のように疲労困憊である。
    「どうしょう」「やっぱり・・・」「でも、少しでも前に進もう」

    とにかく、この目標の前に、クマは大きな葛藤の日々なのである。
    やっとのことで歩いて我が家に帰って来た。
    3時間近くの運動だった。
    途中スポーツドリンクをがぶ飲みした。
    今は、激しく体力が消耗していることがよく分かる。

    あの万代島を走っているランナーには、私はなれないのだろうか。
    しょせん、私には無理な目標だったのだろうか。
    弱気になる自分と、叱咤激励する自分とがいる。
    何だかいつも走りながら次男のことを考える。
    今の私の心理状況は、高校受験を前にした彼の心と同じなのだ。
    ハードルは、高い。
    でも、やらなくては、もっともっとハードルは高くなる。
    一歩でも進むことなのだ。そして、日々積み重ねることなのだ。
    私は、自分を痛めながら、次男に何かを教えられたらと思っているかもしれない。

    「馬鹿な親父は、走り続ける」
    だから、次男も自分の決めた目標に向かって、走り続けて欲しいのだ。
    周りから「無理だ」「無謀だ」「無茶だ」と言われれば言われるほど、
    心に火を灯して、走り続けてほしいのだ。
    私のフルマラソンと次男の高校受験は状況的には同じなのだ。

    その次男は、親父の心配をよそに、未だ友達の家から帰っては来ない。

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