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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2010年08月27日 06時20分54秒

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    下山する道

    あの異常な蒸し暑さがなくなったような気がする。
    朝、やっと涼しいと感じられた。
    夜中にクーラーを消し、少々汗ばみながらもぐっすりと寝られた。
    季節は、それなりに移っているのだろう。

    明日で私は53歳になる。
    この私がである。
    私の人生の季節も日々移ろっていたのは、ごくごく自然な事実なのだ。
    「人生は、一回しかないんだなぁ」と、最近つくづく感じでいる。
    「終わり」を想うことで、「いかに生きたらよいのか」を考える。
    「これからは自分のことだはなく、人のために生きられたら」
    そう想いながらも、我執の中に生きる自分を想う。

    「明日は、誰にも分からない」
    こうしてある日を境にして、家族の状況が一変した我が家を想うと、
    その不確実な、不条理が、やっぱり人生なのだと想っている。
    あの宣告がなかったら。あの癌が発生していなかったら。
    でも、今は発見され、宣告され、その後の今を家族はそれぞれの立場で生きている。

    山仲間のNさんから電話があった。
    心配してくれていた。人生の先輩のアドバイスはありがたかった。
    まず、長男としての私がしっかりとすることなのだ。
    そして、希望を失わず、回復を祈り続けることなのだ。
    実際に手術してみなければ、その状況は分からないからだ。

    「今日、今、ここ」を大切にしよう。
    思い煩いで、私は心の病になってしまった経験を持っている。
    「未だ至らない現実を」勝手に「ああーだ。こうだ。」と予測して、
    最悪のことだけを考え、自分を追い詰めていた。
    これからは、Nさんにもっと心の想いを聴いてもらえばいいのだと思った。

    さて、同じ季節の移ろいが、成長の場合も、停滞の場合も、衰退の場合もあるのだ。
    しかし、停滞の中でも成長の芽と可能性をはらみ、
    衰退の季節であろうとも、日々の新鮮な気付きや発見は忘れずにいたい。
    私自身、峠を下ってから久しい旅である。
    欲は少なくなり、里が近くなった気がする。
    その分、少しは人の役に立ち、人には親切にして生きたいものだと想っている。
    その私が降りる山道のずっとずっと先を、母は歩いていたのだ。

    親は、尊いものだ。

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    秋桜

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