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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2010年09月21日 06時08分53秒

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    今日と言う一日

    右足のふくらはぎが痛む。
    胃の具合も最悪だ。
    減量も失敗の連続であり、
    トレーニングはここ数日全くできていない。
    朝からの雨に、何だかとても心が暗い。

    母の入院が木曜日に迫っていた。
    うかつだった。もっと先だと思っていたのだ。
    母は入院のことを考えると、何も手がつかないようだった。
    いつものように朝は台所に立ってくれる。
    しかし、少なくとも一カ月以上、この姿を見られないのだ。

    父は、相変わらず一歩も動かず俯いている。
    お茶を飲み、テレビを観て、横になって眠っている。
    昼間は、父一人がこの家に居る。
    父はどうするつもりなのだろうか。
    朝、私が病院へ送ることはできる。
    帰りは妹がパートの仕事を終えて迎えに行く。
    しかし、そんなに長い時間椅子に座って耐えられる力はすでにない。

    何を記録に残したらよいのだろうか。
    大手術の後に、母は元の体力には戻れないと思う。
    叔父さんの例もある。
    麻酔に失敗して、叔父さんは目の手術で、あっと言う間に亡くなった。
    何が起こるか分からないのだ。

    実は、母は30年前に生死を彷徨う大手術を受けている。
    それは、鎌倉の大仏の中の手すりのてっぺんから真っ逆さまに落ちた時のことだ。
    私は上からその姿を見て、「死んだ」と思った。
    緊急の手術が行われた。そして、奇跡は起こったのだった。
    その強運を今回も信じたいと思う。

    老いるとは、どんなことなのか。
    それは、母と父とが教えてくれる。
    二人合わせて166歳だ。
    自然の摂理の通り、生きている全てのものは、枯れて、弱るものなのだ。
    その生きている間にどんな生き方をするか。
    そのことを私たち生きている者一人一人が問われている。

    樹木は悩まず、動物は憂えない。
    考えることができ、生き方を選択できるのは、「葦」である人間だけだ。
    たとえ体調がすぐれず、雨が降ろうが、
    今日一日を私は生きねばならないのだ。
    父と母の老いの姿は、命をどのように使うべきかを教えてくれる。

    今日もまた一日。母が家族と一緒に居られる日が失われる。

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    秋桜

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