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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2010年11月13日 08時19分21秒

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    酷い話

    さて、この話はどうしてもしたかったので、ここに記す。
    月曜日のお昼前、代休の私は自転車で東港線の歩道を万代に向かって走っていた。
    万国橋を過ぎた処で右に軽自動車が見えた、
    爺さんが右方向だけを見て、左の私に気付いていない。
    私はその車の前を横切った途端、車が急発進した。
    「来るな。」と思ったが遅かった。
    まさにその瞬間は、スローモーションのように脳裏に焼き付いた。
    自転車の後輪に直撃、私は道路に投げ出された。
    気付いた時は、二車線目の車道に私は転んでいた。
    あの時、自動車の流れがぁったら、私はこの世にはいないはずだ。

    爺さんが、車から降りて来た。
    「俺、見てたれ。俺ちゃんと見てたれ。」の一点張りだった。
    「何言ってんだ。まず大丈夫ですか。すみませんが先だろう。」
    私はまだ道路に倒れたままだった。
    そこへ、信号が青になり、どっとと自動車がやってきた。
    「警察へ電話するさ。」
    その時、パラパラと雨が降って来た。
    自転車のタイヤは外れ、全く回転しなかった。
    腹が立ち、情けなく、ショック症状のような私。
    その時、爺さんが言った言葉には驚いた。
    「俺、これから温泉に行ぐ約束あるっけ、急いでんさ。」だと。

    生きるか死ぬかの交通事故を起こしたこの爺さん。
    温泉旅行に遅れてしまうと、私の存在が迷惑そうな口ぶりだった。
    警察が来た。実況見分。事情聴取。土砂降りになりパトカーに避難。
    それでも、爺さんは私には謝罪の一言もなかった。
    人間頭を下げることなく生きて来た馬鹿者は、
    人を惹き殺しそうになっても「謝る」ということは出来ぬのである。
    爺さんは、とにかく温泉旅行の出発の時刻が気になっていた。

    そこへ妻が車でやって来てくれた。
    物々しい警察官の姿に、青ざめた表情だった。
    警察が居る間に救急車を呼べばよかったのだが、
    興奮状態で大丈夫だと思い、呼ばなかったことが間違いだった。
    調査が終わり警察が引きあげた後、
    私は頭へのダメージが心配になり病院を探すことにした。
    爺さんは、いつの間にかいなくなっていたなぁ。
    いくら救急であろうと病院を個人で探すのは難しかった。
    とにかくどこの大病院も引き受けてはくれないのだった。
    個人の病院は休診の時刻なので、2時過ぎに来てくれとのこと。
    諦めて、申し訳なかったが救急車を要請した。

    K病院で脳のCTを撮影した。「どこにも異常ありませんよ。」
    車椅子に座って、医師から説明を受けた。
    その時から膝の痛みが強くなってきた。
    せっかくの休日。私は映画を二本見る予定だった。
    そんな予定が全部だいなしになっただけでなく、
    こうして午後からは病院で検査を受けている。

    雨がだんだん強くなって来た。
    「今日は、絶対禁酒だよ。」
    爺さんは、今頃露天風呂にでも入って、酒を飲んでいるのだろうなぁ。
    その夜、爺さんからの安否を尋ねる電話はなかった。
    次の日は、私の留守中に電話があった。
    私の携帯の番号は知っているはずなのに・・・。

    本日土曜日。未だに謝罪に我が家を訪れていない。
    腹を立てるのも虚しいことと思いながら、
    こんなひかれ損があっていいものかと義憤を感ずる。
    「後は保険屋がやってくれる。」
    ひいた人間は、温泉旅行に行き、通夜だとか言って訪ねては来ない。

    保険屋には、示談を取り下げると言っている。
    しかし、これからどうやって訴えればいいのであろうか。
    何事も勉強である。

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    さけ

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