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  • from: クマさんさん

    2010年11月17日 06時03分25秒

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    一日一日

    急に寒くなった。
    朝、ジョギングするのも重装備だ。
    新潟の冬は、一日一日冬となる。
    秋は、あっと言う間に過ぎ去っていく。

    次男の中間テストが終わった。
    父として「お助けコール」は何度か送った。
    「いらん。」とばかりに、いつもいつも拒否をされた。
    中学までなら何とか教えられるとまだ自負をしている。
    後は、次男がその気になってくれることだった。

    先日、書店に行き、次男のための参考書を買って来た。
    妻のクレジットにしたことはもちろんだ。
    「五教科のまとめ」「これだけ覚える英単語」「社会科のポイントはこれだ」
    もうこの時期に彼を救ってやれるのは、この手の参考書である。
    私立高校の入試問題が山積みされていた。
    普段なら気づかないが、今は切実な問題集である。
    思わず手にとって値段を見て絶句する親父だった。

    そんなこんなで今日もお呼びはないかと思っていた父に、
    とうとう「救急要請」がかかった。
    父は、嬉しく、気持ちを引き締め、次男の部屋に入った。
    「社会科を教えて。」つまり、「公民」をなんとかしてくれとの要請だった。
    その時点で午後9時を回っていた。
    「一時間で国会と内閣、地方自治の全てを教えます。」
    どこかの参考書のような状況となってしまった。
    「保健もまだある。」
    テスト前夜まで何をしていたのかとは、今更聞くだけ時間の無駄だった。

    テストに対する容量はなくとも、要領はよかった父である。
    特に社会科は私の研究分野だ。
    父の威厳をここで示すとばかりに、一気呵成に30ページ近くをまとめあけだ。
    父の「どやがお」を軽く受け流し、「保健を教えて。」
    この時点で11時を回っていた。
    「父と子との一夜漬け対策」こんな参考書ができそうだった。

    保健については、問題集を見て、要点をまとめて印刷をした。
    「3枚のプリントで合格だ」しかし、保健体育はいいことを教えていた。
    「生活習慣病」「薬物依存」そのまま使える内容ばかりだった。
    そのプリントを説明して、私が布団に入ったのが12時を越えていた。
    父として、変に充実感と達成感を感じていた。
    結果は、どうか。
    それは、問わないことにしている。

    彼が少しでも学ぶ楽しさや、勉強への興味・関心をもってくれたら、
    それで十分なのだ。
    「試験を受けるのは、彼自身なのだ。」
    冬が一日一日近づくように、彼と長男の受験も一日一日近づいている。

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