新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

親父たちよ

親父たちよ>掲示板

公開 メンバー数:62人

チャットに入る

サークル内の発言を検索する

サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。

閉じる

  • from: クマさんさん

    2011/02/04 06:11:28

    icon

    本当の話し合いとは

    お疲れモードだ。
    それは連日の寝不足と50分間ウォーキングと、酒のせいのようだ。
    疲れが抜けない。昼間突然睡魔に襲われる。肝臓に違和感がある。
    体からのサインは、休養を求めていることは確かだ。
    そうした欲求に素直に応えることが、
    50代の健康の秘訣なのだと私は想う。

    突然、話は変わるが、
    平安や鎌倉時代から、農民たちは寄り合いを開いた。
    その時は、徹底的に話し合いで決めたそうだ。
    多数決と言う原理は、明治時代以降の話だそうで、
    村社会には、多数決など入れたら、
    差別と対立が起こることが分かっていたので、
    絶対に多数が有利だと言う判断は下さなかったのだそうだ。

    もし、少数派の意見がいつもいつもつぶされていたら、
    その少数派は、いつも無視される弱い立場に置かれてしまう。
    また、多数派だけが実権を握ってしまったら、
    全てのことは強引に数の理論で推し進められてしまうからだ。
    だから、お互いの意見を闘わせ、
    幾晩も結論が出るまでに対等な立場で話し合いを行ったそうだ。

    そこでは、まずお互いの意見が、同等に扱われるルールが存在していた。
    次に、相手を罵倒したり、一方的に批難したりすることなく、
    まず相手の意見や考えを聴くという姿勢も存在していた。
    それから、議論が熟し、絶対多数と少数に別れたとしても、
    この少数の意見を尊重し、説得したり、歩み寄ったりして、
    お互いの妥協点に至ろうと努力したそうだ。

    もし、自分が少数派であり、いつも多数派によって意見が潰され、
    相手にされなかったとしたら、
    少数派は多数派に対して、遺恨を残し、憎悪の気持が増幅されるはずだった。
    そんな人間的な感情を考慮して、
    寄り合いとは、こうした徹底した話し合いで、
    「合意形成」することを目的としていたそうである。

    そうでなければ、村落共同体は崩壊するのであり、
    協働作業を必要とする農業は成り立たなくなってしまったのだと、
    これら全て「人はひとりで死ぬ」「無縁社会」を生きるために
    島田裕己氏の著書から学んだことだった。
    この本なかなか面白い本で、
    「有縁」社会であった日本が、どうして「無縁」社会となったかを、
    歴史的な視点で検証している本である。

    それは、共同体を守り、維持し、育てるための「話し合いの知恵」である。
    まち、相手の人格を尊重し、対等な立場で「分かり合う姿勢」である。
    そして、根気強く、忍耐強く、たとえ遅速であろうとも、「合意を形成する決意」である。
    集団の権利や利得を考えるのではなく、
    一人一人がどうしたら共同体全体にとって最良の方策なのか、
    謙虚に考え、誠意をもって対処し、お互いに歩み寄りながら結論を導いて行く。

    サル山のサルたちを観るたびに、
    やはりサルには知恵はないのだと、嘆いているクマであった。

    しかし、体からのSOSのサインに対して、
    知恵をもって対処すべきだと、自戒を込めて今日から心を改めて、
    体との合意形成的な生活を送ろうと、
    ちょっとだけ回心したクマでもあった。

    • サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

コメント: 全0件