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  • from: クマさんさん

    2011年02月19日 06時38分33秒

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    学校を開き、地域を再生する

    地域に教育力をもつためには、その教育力を育てるコーディネーターが必要だ。
    昨日の北区文化会館で行われた講演会を聴いて、
    改めてそう想った。

    まず、地域と連携し、地域の大人たちに学校へ入ってもらうことの意義を学校が感じていることだ。
    閉ざすか、開くかでは、大きな違いが生まれる。
    開くことで、いろいろな大人たちの力を得て、
    学校の教師たちは活性化され、教育へと専念できる。
    お互いにとってためになる活動が、学社融合なのだ。

    K中の校長先生は、楽しい企画を考えて地域の人に呼び掛けてきた。
    国体のイベントや、昔ながらののっぺ料理、映画製作等、
    ユニークな発想で、気軽に、自然に地域の人たちに学校へ入ってもらい、
    子どもたちと出会わせ、一緒になってやれる活動を仕組んでいた。

    「かかわることで、気づき・発見・感動が生まれる。」
    「学校で学んだものを、生かす場・返す場・使う場がちいきなのだ。」
    「教えることは、二度学ぶことだ。」
    なかなか示唆に富んだお話だった。
    何よりも笑顔で話される校長先生自らが地域連携を楽しんで実践されていた。

    次にキャリアコーディネーターネットワーク協議会のOさんの熱烈な講演には、感動させられた。

    生涯学習をベースにすると、学校と社会教育とは双方向で支え合うものなのだ。
    そして、地域の子どもは、地域の宝である。
    だから、地域の大人たちは、その子どもたちのことを心配してやるべきなのだ。
    その子どもと大人とのかかわりのシステムを作る仕事が、
    地域コーディネーターの仕事なのだ。
    この信念を持ち、とにかく突き進んだPTA会長であったようだ。

    あるお爺さんの話をしていた。
    大荒れの中学校のすぐ隣のお屋敷に彼は住んでいた。
    ところが、春になるとこの中学校の生徒たちが、
    トイレからトイレットペーパーをこの屋敷の庭の樹木に向かって投げるのだそうだ。
    春には、トイレットペーパーの花が咲く。
    毎年、彼は学校へ怒鳴りこみ、教頭が平身低頭で謝罪した。
    ある年、怒鳴りこんで行ったら、新しく赴任した校長が校長室に彼を入れた。

    こんなことは初めてだったので、少々驚いた彼に対して、
    校長は、「貴方に、学校の挨拶大使になってもらいたいと。」お願いをした。
    彼は、「何くそ。」と思いながら、
    「分かりました。」と、反発を感じながら次の日から登校する生徒たちに挨拶したそうだ。

    「おはよう。」「おはよう。」と彼が挨拶しても、俯く生徒たち。
    そのうちに、小さな声で挨拶が返って来た。
    彼は、校長を見返してやろうと、諦めずに毎日続けた。
    すると、生徒たちが笑顔で応えるようになり、挨拶の声も大きくなった。
    彼は、嬉しくなり、いつの間にか挨拶することが彼の喜びとなった。

    すると、生徒たちに大きな変化が生まれた。
    トイレットペーパーの花は、それから絶対に屋敷の樹木には咲かなかった。
    部活でボールが屋敷に飛び込むと、ちゃんと挨拶をしてボールを取って行くようになった。
    そして、卒業の季節になると、卒業生たちが個々に彼の屋敷を訪れて、
    「一年間、温かな挨拶をありがとうございました。」とお礼を言いに来るのだそうだ。

    彼は、自分を挨拶大使に任命した校長の所へ行った。
    そして、生徒たちを褒め、こうして自分が変えられたことを校長に感謝したそうだ。
    挨拶で、生徒が変わり、地域の大人の心が変わった。
    「心配して、見守ってくれる大人が、地域に居るよと子どもたちには伝えてあげてくださいる」
    「子どもたちは、悩んでいます。俺なんか、生きる意味はないんだと思っている子もいます。」
    「そんな時、地域の大人から声をかけられるだけで、生きる力をもらえるんです。」

    その他にも感動的な話のオンパレードだった。
    ああ、どこの学校も地域に開かれればいいのになぁ。
    ああ、どこの地域にもこうした子どもたちのために力を貸してくれる大人がいればいいのになぁ。
    ああ、子どもたちは地域の宝物だと、分かってくれる大人が増えてくれればいいなぁ。
    と、私も思い、親父の会やビオトープ作り等様々な活動を続けて来た。

    子どもたちは、それを求めているのだ。
    しかし、その子どもたちのニーズに応えていない学校や地域があまりにも多すぎる。

    「学・社・民の融合を当たり前にする世の中にしよう。」
    そこで、初めてノーマラィゼーション社会は地域社会に生まれるのである。

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    秋桜

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