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from: クマさんさん
2011/03/01 06:22:15
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良念と言う生き方
昨日の朝、このパソコンがトラブった。
何度起動しても正常に作動しない。
仕方なく諦めた。
冷静に、冷静に対処することだった。
今朝は、突然こうして復活している。
今朝、起きたら突然左目がおかしくなっていた。
モノクロの世界と視野の真ん中におかしな丸い輪が見えた。
あまりのことにパニックになってしまった。
しかし、しばらくそうしていたら現状に戻った。
突然こうした変化は訪れる。
最近の私の口癖は、「生きて行くのは難しい。」だ。
何気なく、ぽつりとそんな一人事を言っている。
「そうだよなぁ。」と共感したり、
「そうでもないよ。」と否定したりしている。
しかし、その難しさとは、
自分の思い通りにならないことだらけだから、そう想うのだ。
「生きることは、自分の思い通りにならないことばかりだ。」
そして、「生きることは、苦しみの連続かもしれない。」
そんなことを考えると、何だかとても気分が楽になるのは私だけだろうか。
「生老病死」が四苦である。それに四つの人間の欲望から来る四苦がある。
その八つ苦を入れて、「四苦八苦」という言葉がある。
生きるとは、この八つの苦の中で生きることなのだ。
仏陀はそのことに気づき、その苦からの解脱を求めて、修行した。
しかし、どんな激しく辛い修行をしても、
自分で自分を何とかしようと言う努力の中からでは、
その苦から救われないことが良く分かった。
疲れ果て、諦め、仏陀は菩提樹の根元に座り、
瞑想の境地に入った。
そこで悟りを開き、解脱した。
そして、悟りをもって同じ苦に苦しむ人たちのもとに赴き、
自分が身をもって気づいた正しい教えを人々に伝え始めた。
それが、「生きることは、難しい。」であり、
「全てのことは、自分の思い通りにはならない。」ということであり、
「人生とは、苦しみの連続なのだ。」ということだった。
みんな生きているものは、哀れで、同じ悲しみと苦しみの中に居るのだよ。
それでは、救いは無いのかと言うとそうではなかった。
そこで、「四諦」と「八正道」の教えを仏陀は説いた。
それは、人間の苦の根本の原因である「欲望」の火を消すための道だった。
欲望を捨てて、正しき道を歩くことで、人は初めて幸いに至るのだ。
その道筋を仏陀は伝え、それを弟子たちは記録した。
それが仏の教えである、経典だった。
「生きることは、難しい。」
だからこそ、救われ、幸いになる道はちゃんと伝えられている。
しかし、人は、それに気づかない。
何でこんなことを書いているかと言うと、
今回の「王瀬の長者」の劇で私が演ずる良念が、
その生き方と人々とのかかわりの中で伝えたいことが、
この仏の本当の教えだからだ。
「捨ててこそ、生きる道あり、月見酒」
そんな洒脱な人になりきった良念になることが、
これがまたまた難しいのだ。
「役者になることは、難しい。」
とにかく残り2週間を切ってしまった。
良念という飄々と流れる坊主を通して、
仏様が少しでも観えたら、本望だと想っている。-
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