新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

新規登録(無料)

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

親父たちよ

親父たちよ>掲示板

公開 メンバー数:62人

チャットに入る

サークルに参加する

サークル内の発言を検索する

新しいトピックを立てる

サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。

閉じる

  • from: クマさんさん

    2011年03月20日 10時46分48秒

    icon

    命を守る。自然を守る。

    本当にいろいろとあり過ぎた一週間だった。
    長男の大学合格、次男の高校合格、親父の劇の上演。
    その最中に、東日本大地震と福島での原発事故。
    津波で壊滅的な被害を受け、多くの尊い命が失われた。
    ただただ涙、涙の毎日だった。

    新潟市にも何千人人が避難してきたことだろうか。
    市の体育館の様子が報道されていた。
    みんな安堵と共に今後の不安と家族の安否とを訴えていた。
    新大前の不動産屋さんには、福島から移住希望者が何組も来ているとのこと。
    津波だけでなく、この被災者の中には原発の被害を恐れて逃げて来た人も多いと聞く。

    被災者数が36万人以上とあるテレビ局が発表していたが、
    ここには原発の被災者が含まれていないそうだ。
    津波の被害を幸いにも受けなかった人たちも、
    目に見えない放射能の恐怖で、全てを捨てて逃げ伸びて来たのだ。
    しかし、そんな惨状と被災者の情報を伝えるべきマスコミは、
    既に報道番組を減らし、普段の番組編成に替わっていた。

    日本中が今見つめ、心配し、考えなければならない現状がそこにあるのに、
    私たちからその悲惨な現場が遠のいて行くような悲しさを感じた。
    原発ではやっと電力を供給するための工事が始まったようだ。
    その最前線では、命懸けで放射能を浴びながら戦っている人たちがいる。
    水をかけても燃料棒の熱が一向に下がらない。

    この原発を落ち着かせるために、水をかけて、電気をつなぐ。
    何とも情けなく、お粗末な対策だ。
    原油タンクがむき出しで、バックアップの発電機が地下にあり、
    停電のために冷却システムが停止し、高温になり溶けだした燃料によりプールの水が熱せられて、
    水蒸気爆発を起こし、建て屋が破壊され、炉心がむき出しとなった。

    「止める」「冷す」「閉じ込める」原発事故の三原則だそうだ。
    素人の私が考えても、想定できる危機管理だと考える。
    想定外の地震は来る。では、どうするか。
    想定外の津波は来る。では、どうするか。
    タンクが流され、燃料が切れる。では、どうするか。
    冷却システムを動かす電源が切れる。では、どうするか。
    水蒸気爆発で建て屋が破壊された。では、どうするか。
    最悪の事態である放射能漏れが起こった。では、どうするか。

    そこまで「想定」しなければ、危機管理など存在しないと同然だろう。
    まさにこれは起こしてはいけない「人災」だった。
    私たちは、この事実を忘れてはいけない。

    今、国がしなければならないことは、この最悪の事態を想定をして、
    その上でいかにして国民の命を守るかと言う緊急な行動ではないだろうか。
    この愚かな企業のように起きてしまったから、焼け石に水をかけるようでは、
    多くの命がまた失われることになるのではないだろうか。

    この平穏な生活がこの新潟市でも明日はないかもしれないという状況なのに、
    テレビ局はその報道をやめ、この原発についての映像を映さないようだ。
    私たちはどうすればこの瞬間における原発の危機を知ることができるのだろうか。

    本日の新潟日報の窓に、「想定外ではかたづけてはならない」と、
    私と同じ意見が掲載されていた。
    何だか心強かった。
    柏崎刈羽の原発はこんな状況でもまだ稼働しているのだろうか。
    原発を監視する市民団体があるとも知った。

    私たちは今、何かに気づき、何かを真剣に考える岐路に立たせられているのではないだろうか。
    これからの方向を誤らぬためにも、
    しっかりと目を見開いて、今日本で起こっていることを見つめ、
    記録し、検証するひつようがあると思っている。
    だから、どうしてもこの原発を書いてしまう。

    子どもたちに美しい日本の自然を残してやりたい。
    縄文の祖先から受け継いだこの国土と豊かな自然を、
    私たちの時代で絶やしてはならないのだ。
    次の子どもたちに伝えるためにも、
    私たちはどこかで声を出し、
    命を守るための戦いをしなければならないのだと私は想う。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 1

    icon拍手者リスト

コメント: 全0件