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  • from: クマさんさん

    2011年05月30日 06時28分54秒

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    映画を観た

    午前10時の映画祭によく行っている。
    この映画祭のラインナップが、懐かしい映画ばかりだからだ。
    映画は、私の青春のある時間を記録してくれている。
    その映画と出会った時代は、その映画に記憶されているからだ。
    映画と向き合う時、中学生や高校生の私と出会う。
    同時に、当時の映画館の雰囲気を思い出す。
    よく行った「名画座 ライフ」や「グランド劇場」「スカラ座」等など、
    映画狂であった私には、映画館が学校であったような気さえしている。

    「真夜中のカーボーイ」
    この映画のポスターと、あの名曲が中学生だった私には憧れの存在だった。
    カゥボーイ姿のジョン・ボイドと、
    小柄でよれよれの恰好でタバコを吸っているダスティン・ホフマンがそこにいた。
    大都会の片隅で孤独に生きる男同士の友情物語。
    秀逸は、片足を引きずりながら廃屋のビルで生き残っているホフマンの演技だった。

    「タクシードライバー」
    高校生の時、内容も分からず映画館で出会って衝撃を受けた作品だ。
    トラビスという役名が、彼そのものとして心に残った。
    デビュー間もないデニーロが生きていた。
    精悍で、神経質で、病的で、凶暴で、それでいて優しい笑顔で。
    彼が心に決めて、襲撃に向かうプロセスが凄かった。
    肉体を強靭に鍛え上げ、銃やナイフを入念に装備し、
    突撃する時は、モヒカンとサングラスだ。
    この襲撃シーンのリアルさと共に、
    打たれながらも突き進むトラビスの演技は圧巻だった。
    そして、冒頭の地下鉄から上がるまっ白い煙の中から登場するイェローキャブ。
    甘く切ないあのテーマ曲。
    ラストのデニーロの瞳に映るハーレムのネオンサイン。

    「ナチュラル」
    自然ではなく、天才と読む。
    中年男性必見の感動的な物語だ。
    ある日、負け続け最下位を低迷する弱小メジャー球団に、
    35歳の中年の選手がやって来る。
    ロバード・レッドフォードが実に渋くていいのだ。

    経歴も前歴もぱっとしない無名中年選手に、監督は呆れてほったらかしにしておいた。
    彼は、それでもベンチで耐え、チャンスを待っていた。
    ある日、監督がチャンスを与え、バッティング練習をしたら、
    特大のホームランの連発だった。
    ワンダーボーイ「神童」と書かれたバットは、
    彼の自作のバットだった。
    しかし、どうしてこんなに凄い選手がこれまで無名で生きていたのか。
    16年前に彼は、ある事件に巻き込まれていた。
    実は、彼はピッチャーとしては「ナチュラル」の持ち主で、
    メジャーリーグにテストを受けるところまで行った男なのだ。

    私は、録画した映画を午後から観ていた。
    いやはや泣けた。泣けた。
    「フィールドオブドリーム」がやはりアメリカ人なのだと感じた。

    ダスティン・ホフマン。ロバート・デ・ニーロ。ロバート・レドフォード。
    いい役者だよなぁと、いつもいつも想う。
    それは、私が中学生だったり、高校生だったりした頃の、
    憧れの人だった。
    こんな生き方をしてみたい。
    こんな男になってみたい。
    私にとっての大人の見本は、スクリーンの役者さんたちだった気がする。

    今、東区市民劇団とかかわり、脚本を書かせてもらっている。
    映画を通してドラマツールギーを学び、台詞を学び、光と音楽を学んでいる。
    しかし、このスクリーンの憧れの役者さんたちを観るにつけて、
    役者として舞台に立ちたいとも願うようにもなってきた。
    もうそろそろそんなことを許してもらえる年になってきたのではないだろうか。
    何だかそこに私の人生の新境地がありそうな予感もしている。

    ぜひ、この三本をご覧あれ。

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