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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2011/06/12 06:22:30

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    地域の教育力とは

    昨日の午前中は地域の活動だった。
    シルバー世代の人たちが熱い中とん汁を作ってくれた。
    作業を終えた親子でそのとん汁を食べた。
    美味しかった。みんなで働いた後の食事は美味しいのだ。
    初めお腹が減っていないから食べたないと言っていた子が、
    みんなにつられてお代りをしていた。

    みんなで集まり仕事をする。
    終わったらワイワイ言いながら同じものを食べる。
    解散した後も妙な充実感を感じることができた。
    もともと地域社会とは、そういう場所だったのではないだろうか。

    一昔前の我が本家では、親戚が集まり、季節ごとによく宴会があった。
    貧しいことはお互い様だが、その時は心づくしの御馳走とお酒とで、
    大人たちは語り合い、歌を唄い、笑い、騒いだ。
    子どもだった私は、大勢の従兄弟たちの一番上だった。
    何ともやんちゃな面々に困り果てたこともあった。
    しかし、その集まりで私は、大人ってどんなものなのか分かった気がした。

    今は、家族だけが子どもの社会となってしまった。
    よその変な大人たちとはなかなか出会えない地域社会だ。
    いろいろな大人と出会うことは、
    子どもにとっては大人になるための何よりの学習だった。
    こんな人になりたいなぁと、憧れを感ずる大人もいたし、
    こんな人には絶対になりたくないなぁと、軽蔑すら感じた大人もいた。

    実は、子どもってとても純粋で、素直で、正直だから、
    大人が大人として持っている、嘘や自慢やけちや誤魔化しいやらしさは、
    その大人と向かい合っただけで全て感じ取ってしまうものなのだ。
    だから、たくさんいた叔父さんだったが、
    大好きな叔父さんとそうでない叔父さんと、嫌いな叔父さんとがいた。
    しかし、今考えればその一人一人の叔父さんが私のこれまでのモデルだった。

    もはやこの世に生き残っている叔父さんは、父と一人の叔父さんだけになってしまった。
    いつの間にか5人の叔父さんが鬼籍に入っている。
    しかし、どのおじさんも可愛がり方は違っても、
    私を小さな頃からとても可愛がってくれたものだった。
    そのかかわりを通して私たちの家族に作ってくれた貴重な思い出の数々を、
    私は、死ぬまで決して忘れないと思っている。

    しかし、長男と次男とは、そんな親戚でワイワイと騒いだ思い出はないのだった。
    親戚の集まりは、今は葬儀の時だけになってしまった。
    寂しいことだと私は想う。
    だから、地域社会にはこうして集まり、一緒に何か活動し、
    同じものを食べる共通体験が必要なのだと私は思っている。
    その時、子どもたちが出会うのは地域の大人たちなのだ。
    その中で、子どもたちはたくさんの大人のモデルと出会うはずだ。

    その出会いから、夢が生まれ、憧れが生まれ、生きる道が見つかるかもしれない。
    だから、私たちは、子どもたちにもっともっと地域社会において、
    変な大人たちとの出会いの場を提供すべきなのだ。
    そして、そのことはいずれ必ず自分自身の幸せな人生に反映されると信じている。

    昨日は、改めて「地域親父」「地域母ちゃん」「地域老人」の教育力を感じた。

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