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  • from: クマさんさん

    2011年06月30日 05時36分05秒

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    同じ過ちを繰り返す愚かさ

    「王瀬の長者」のテーマに、自然の命のつながりを守るために、
    人はそのつながりを断つようなことはしてはならないという掟を代代受け継いできたことがある。
    しかし、長者は己の欲だけで、その掟を漁師たちに命じて破らせる。
    その結果、長者の身に起きた悲惨な運命。
    実は、先人たちは、この物語を通じて二つの教訓を私たちに残してくれているのだ。
    一つは、自然を守れ。それが、人を守ることなのだ。という自然の掟である。
    もう一つは、欲のためにその掟を破った者には、恐ろしい運命が待っているぞという警告だった。

    そして、その摂理を理解し、実行することが、人の叡智なのだという教えだった。
    このテーマは、まさに現代に行われている世の中に対して当てはまる。
    「王瀬の長者」の現代性に、逆に私は脚本を書きながら教えられる。

    ところが、その長者がまた愚かにもこの掟を破ろうと動き出した。
    「玄海原発の再稼働」である。
    この原発の1号機は、1975年に稼働し、日本一危ない原発だそうだ。
    圧力容器が劣化し、相当ガタが来ている状況で、劣化を示す数値も高くなっているのに、
    稼働していると言う。
    また、福島の原発の事故が終息どころか、
    全く前進せず、見通しも立たない状況が在り、
    多くの国民が放射能汚染を怖れ、故郷を追われている現状なのに、
    「安全は国が保証する」とは、絶対の矛盾ではないだろうか。

    また、福島の事例でも分かるように、
    もし玄海原発で圧力容器そのものが大爆発を起こしたら、
    容器内のほぼすべての放射性物質が放出されるはずだ。
    すると被害は九州全土だけでなく、遠く大阪までも避難区域になって住めなくなってしまうそうだ。
    その被害は、中国・アジア諸国・欧州にまでも及ぶこととなる。

    そんな国家的な問題なのに、大臣が独り「国が安全を保証する。」と言いに出かけ、
    町長は原発交付金が欲しいために、「安全宣言」を行い。再稼働を受け入れ。
    知事までも「前向きに検討する」と発表された。
    まず、この問題はこの三人が決める問題ではないということが、
    どうして政治屋たちには分からないのだろうか。
    故郷を追われた南相馬市の人たちや、
    風評被害で多くの被害を受けている県や市町村の人たちの苦しみを考えて、
    この結論を出したのだろうか。

    また、せめて半径50キロ圏内の全ての住民の「合意」を得るべきではないだろうか。
    自然エネルギーへの転換を図るべしと福島の原発事故は警告を発している。
    今、放射能被爆国の日本こそ、「脱原発」を宣言して、
    将来的には全ての原発を廃炉にするという宣言を国際社会に対してすべき時なのに、
    何でまた政府が掟を破るようなことを、漁師たちに命じてやらせようというのであろうか。
    「国が安全性を保証する」という、この言葉の虚しさを国民はみな知っている。

    本当に、誰か次の選挙のことなど考えないで、
    自分の身を呈して「国民の生命と安全と財産を守る」本当の政治家はいないのだろうか。
    まず、イタリアのように「国民投票」をしよう。
    日本国は、国民一人一人が幸せに生きられる権利を守る国であるはずだ。
    これだけ大事故を起こし、国家的な予算を使ってまでも終息の見通しすら立たない原発を、
    どうして即刻止められないのか、私はそちらの方に驚きと幻滅とを感ずる。

    今も垂れ流されている原発を止め、被害を補償するための数兆円の予算は、
    本来日本国民一人一人の幸せのために使われるはずの血税ではないだろうか。
    その虚しさに、まだ長者は気付かないのか。
    日本の政治屋に哲学なし。
    また同じ過ちを繰り返そうとしている。

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