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  • from: クマさんさん

    2011年07月22日 05時52分28秒

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    ある小さな社会の物語

    ある小さな社会の物語。
    まったく架空のお話。

    批判と批難はちがうと思うが、
    批難され続けることとは、人にとってはなかなか辛いものだった。
    それに対しての防波堤も、「やめなさい」という指摘がないと、言われている人はもっと辛くなる。
    自分の言ったことが通る小さな社会を作ってしまえば、
    そんな我儘の人は、いつのまにかその小さな社会の中では王様であり、女王様になる。

    次には、周りの人間はそんなことを思ってもいなくても、
    王様に「そうだろぅ」「ひどいだろう」と言われれば、
    「そうですね」と言わざるを得ない空気になる。
    ある者はその小さな社会では退治されるべき、悪しき人となり、
    王様は、腹の虫が収まらない時には、
    その人がそこに居ない時に、大きな声で批難を続ける。

    みんなはそんな王様の愚かさを知りながら、
    己が次の断頭台に立つ人間になりたくないので、
    同意し、賛同し、「そのとおりだ」と叫ぶ。
    そうすることで、この王様の権力をもっともっと確かなものにすることを知っていながら。
    人は、やっぱり自分自身が可愛いのだ。

    王様は、そんな味方を従えている気持ちでいるから、
    王様にとっては、やることなすこと正義のつもりなのだ。
    怠けている者・仕事をやらない者・間違っている者と王様が勝手に決め付けた者には、
    すぐに罪を作り、断頭台に登らせる。
    弁解の余地もなく、王様が気に入らない者は、即怒鳴られ、睨まれ、それでお終いだ。

    その時、小さな社会は、二つに分かれる。
    その王様に同調し、ご機嫌を取り、そちらの側に居るとアピールする人と、
    聴いているだけで嫌で嫌で溜まらないのだが、
    黙ってその風をスルーする人(傍観者)だ。
    しかし、おとなしい傍観者は、いずれ次の王様の気分晴らしのターゲットになることを知らない。

    この王様、この小さな社会では実は威張るだけの権限をもたぬ人だ。
    しかし、小さな社会は、その横暴を許すことで、王様にしてしまったのだ。
    「そんなこと私は聞いていない」「これ駄目」
    いつの間にかその小さな社会では、
    王様のご機嫌を取り、王様のお気にめすことだけが通る社会となってしまう。

    さて、問題だ。
    この小さな社会から王様を追い出し、
    みんながもっと自由に思いを語ったり、
    お互いが批難し合う社会ではなく、助け合える社会にするためには、
    何をすればいいかなのだ。
    ターゲットは必ず一人だから、ターゲットは孤立させられている。
    だから、その他大勢の傍観者こそ、この社会を変える原動力となるはずだと私は思っている。

    それでは、私がその立場だったら、
    「やめろ。そんな卑劣なことは言うものではない」と声を出して言えるだろうか・・・・・。
    きっと怒り心頭なのだが、心の怒りでプルプル震えながら、
    やっぱり黙っているのかもしれない。

    この王様のように人を一方的に否定して、
    馬鹿にする人は小さな社会には存在しているのだ。
    人には人それぞれの苦労があるが、
    「あいつは駄目な奴だ」と切り捨てる人は、確かにいる。
    私にできることは、少なくともそういった種類の人間にはならず、
    小さな社会で苦労している人に声をかけ、影で助けてあげられる人になることなのだ。

    実は、これが10月の東区文化ホールの杮落としで東区市民劇団が上演する、
    「王瀬の長者 復興編」のテーマなのだ。
    「王様」が、「長者」だ。
    「長者」にはその権力と金にすり寄って行くある種の人たちは必ず存在する。
    しかし、その「長者」をよしとしないが逆らわずに黙って従っている大部分の傍観者がいる。
    その小さな村社会は、権力者であると思いこんでいる「長者」の意のままの社会になる。
    しかし、その「長者」の悪を暴き、真っ向から対立した者は、反逆者として処刑される。

    どうだろう。
    このある小さな社会の物語とは、どこの社会でも存在する永遠のテーマなのかもしれない。
    「原子力村」にも「長者」はいるはずである。

    しかし、私は、人権・同和教育の立場から、
    こんな「王様」を作りだす社会は許せないと怒りを感じて想っている。
    そんな仲間が傍観者をやめて、小さな社会に増えることを祈っている。

    それは、人権・同和教育は、これからの新たな社会を形成する基本とすべきなのだと思うからだ。
    「差別」と「偏見」のない社会こそ、全ての人が幸せに生きられる小さな社会なのだ。
    やっぱり独りでも戦って行かねばなりませんなぁ。

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