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  • from: クマさんさん

    2011年10月09日 06時47分51秒

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    初日 

    本日、いよいよ初日を迎える。
    4月から脚本を書き始めて2カ月間。
    稽古が本格的に始まって4カ月間。
    それは、全てこの日のためだった。

    制作のプロセスでいろいろなことが起こって来る。
    今回は何度も書き直しがあった。
    役者さんたちが仕事の忙しさからなかなかそろわない現状もいつものようにあった。
    劇団のスタジオが万代に完成した。
    それは坐・未来にとっては、大きな船出の時ともなった。

    よく想うことがある。私が演劇とかかわっていると・・・。
    私は、映画は創りたいと願っていたし、1本の映画が私の夢でもあった。
    その人が、演劇の脚本を書くようになった。
    それは、ステープ・ジョブズ氏の講演の中にあるように、
    「人生振り返ると、点と点はつながっていた。」ということなのだろう。

    それは、この劇団にかかわる全ての人に言えることだった。
    「私が、役者さんをしている。」「私が、劇団員だ。」
    そのことを一番驚いているのは、その人自身だと想う。
    最初は恐る恐る入って来る。
    どうしようかと迷い。自分に出来るわけがないと躊躇する。
    その背中をきっと誰かに押されながら、ここまで来た人が多いのだ。
    昨日、ある人を劇団に誘ったら、「私、恥ずかしがり屋だから、駄目です。」と断られた。
    そう言われてみて気づいた。恥ずかしがり屋ばかりではないかと。
    「シャイだから、役者さんになれるのかも。」

    その人たちが、一度舞台に立つと夢中になる。
    役をもらい、台詞をもらうと、必死になってその台詞を覚えようと努力する。
    平日の夜、時には0時を回るくらいまで熱心に自主稽古を続ける。
    同じ場を演ずる役者さん同士で、台詞をかけあい、演技をつけあっている。
    そこで、お互いに修正をかけ、改善しながら、よりよいものへと完成度を高めて行く。
    その作業は、まさにクリエィティブな苦しみであり、喜びであった。
    「そうなのか。」「こうすればよかったのだ。」
    その気づきが、役者さんを一回り大きくする。

    「皆さんも、仕仕事が人生の大きな部分を占めているでしょうが、真に満足するために必要なことはただ1つ、
    皆さんが素晴らしいと信ずる仕事に取り組むことです。
    そして素晴らしい仕事をしたいと思うなら、
    みなさんがやっている仕事を愛さなければなりません。」ジョブス

    役者さんたちもスタッフも、本当に演劇が好きで、たまらない人たちの集まりなのだ。

    ジョブス氏は、次に自分の自身の膵臓癌からの生還した経験を元にこう語っていた。
    「そして、最も重要なことですが、あなたの心や直感に従う勇気をもってください。
    心や直感は、あなたが本当は何になりたいのかすでに知っています。」と。
    本日、初日の舞台では、私はそんな一人一人の演技を観たいと願っている。

    その瞬間、役者さんたちは化けることがある。
    その瞬間、役者さんたちが光輝くことがある。
    その瞬間、それは二度と再びはない瞬間だ。
    その輝きとは、役者さんではなく、
    役者さんを借りて、役者さんを通して語られるべきものが語る奇跡の瞬間なのだ。
    素直な心と直観とで、台詞は命を吹き込まれ、
    この世の中に蘇る。
    台詞は黄泉から帰る言霊なのである。
    私は、その瞬間が好きだから、それわ見逃さないために舞台をずっと見つめていたい。
    そして、その輝きは、私を照らし、心を揺さぶる。
    人が生き、人が死ぬ。
    しかし、生きると死ぬとはほんの束の間の出来事なのだ。
    生きる前があり、死んだ後がある。
    役者さんは、優れたもので、
    その前と後とにつながっている滔々と流れる全ての命の大河の言霊を物語る人となる。
    私は、その輝きを見られたら本望なのである。

    「台詞を言うな。想いを語れ。」

    何もしていない私も、多くの気づきと発見とができた今回の「王瀬の長者」復興編である。
    10日11時のチケットは完売した。
    その他の2公演も残りは2〜30枚代であり、来られる場合はクマに連絡してほしい。

    今、空が明るくなった。何故かどきどきしている。
    きっと亡くなった人たちがこの劇を後押ししてくれるはずだ。
    ただひたすら成功を祈っている。

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