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  • from: クマさんさん

    2011年12月15日 05時56分40秒

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    父の鬱

    夜中の3時過ぎに目が覚めた。
    こんな夜が時々ある。
    それからは、いらぬことを考えてしまい、眠れなくなる。
    失敗はいつものこと。しかし、今回はやはりこたえた。
    そんなこんなを思い浮かべていると、眠れなくなってしまうのだ。

    五木寛之「人間の関係」を読んだ。
    鬱の時代をどう過ごすかが書かれていた。
    50代は「歓びノート」60代は「悲しみノート」70代は「あんがとノート」に一行書くのだそうだ。
    すると、しばらくたつうちに、いつの間にかすっとしていくと書いてあった。

    その時、父のことを思い浮かべた。
    父は、何も語らずに炬燵に入って俯いている。
    黙って、テレビを観るともなく観ている。
    何もやる意欲が起きず、何ものにも興味・関心を示さなかった。
    語りかけても、ただ俯いて首を縦か横に振るだけだ。
    元気になるのは、晩酌で日本酒を一合飲む瞬間だけ。
    それから、少し赤い顔でぐったりと横になる。
    父は、鬱なのではないだろうか。
    しかし、父は絶対に医者には行かないはずである。

    行く先は分かっていた。
    それがいつ、どのような形で来るかは誰も分からない。
    その日を待つことの孤独と苦しさは、想像を絶するものがあるはずだ。
    助けてやれない。
    ただ、晩飯の後で、一緒に炬燵に入り、新聞を読んだり、テレビを観たりするだけだ。
    父には、ノートがあったとしても、書く人ではなかった。
    彼は、黙り、彼は、じっとして、彼は、その日が終えることを待っている。

    悩む時、人は孤独を感ずる。
    どうにもならない状況は、自分がやっぱりどうにかしなければならないのだ。
    辛いなぁと思うのは、そんな時だ。
    しかし、この老いと死の問題については、
    孤独な悩みを解消する答えは存在するのだろうか。

    父は、鬱だなぁと思った。
    しかし、医者には行かず、どうしてあげたらよいのか家族でも分からない。
    私もそうかなぁと思うことがしばしばある。
    しかし、私はこうして「弱さノート」を書いている。

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