昨日の突然の雪には驚いた。
目が覚めたら、冬だった。
いつものことだが、準備万端とは行かなかった。
妻の車のタイヤを交換していなかった。
防寒靴はどこだったっけ。

昨日の日報に特例子会社の設立についての記事が出ていた。
障がいのある子どもたちの就労について、
子会社を作って受け入れようと言う動きだった。
特に新潟県は障がい者全体の実雇用率が43位と、全国的に落ち込んでいる県である。
福祉行政としては、今後の努力を大いに期待したい。

Ｃさんの談話が出ていた。
「就労支援に向けて、多方面の機関と連携して行きたい」と。
動いているなぁと、いつも感動の眼差しで彼を見ている。
まさにマグロの回遊のようにして、絶えず大海原を動き回っているＣさんである。
彼を突き動かしているものは、親としての切実な想いと願いであろう。
そして、これから続く多くの人たちのために、
どうにか雇用の道を創ってやりたいという、社会的な使命感であるかもしれない。

会うたびに、いつも新たな活動を模索し、その実現に向けて突っ走っていた。
その割には一向に体重は落ちないようだが、バイタリティは十分である。
フットワークも軽く、あちらこちらと顔を出し、ネットワークを繋げている。
それは、攻めの営業マンそのものだった。
全国を股にかけた男の本領発揮である。

彼には、彼の活動を心から支える、多くの仲間が存在している。
ぷれジョブや、親の会等の多くの保護者やボランティア関係者の想いと願いである。
どうしても実現したいものがそこにある。
ならば誰かが率先して動きだすことと、
その活動に絶えずストロークを送るために、
活動を支援し、声援を送り、
感謝する多くの人たちが存在することが大切なことなのである。

次の時代に求められるものは何か
その答えが見えたなら、その答えを実現すればよいのである。
その時、Ｃさんのような行動の人が現われる。
障がいのある子どもたちと親たちとの切実なる願いにその行動は支えられている。
次の時代に向けたビジョンと理念も明確である。
この夢が実現した時には、地域社会も障がい者に向ける目が変わるはずである。

さて、そのスタートを祈念する講演会が、
本日東区の多目的ホールで開催される。
満員御礼だそうだ。
時代の風が、やっぱり吹いていると感じて嬉しくなった。
Ｃさん、心から応援していますよ。

しかし、いつもいつも準備不足の私のような男は、
突然の変化に対応できない情けない男になってしまった。
最近の私の口癖は、「すみません」なのだ。