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  • from: クマさんさん

    2011年12月23日 22時36分28秒

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    人生 ここにあり

    忘年会の翌朝は、やっぱり書けないものである。
    二日酔いで、目が覚めたのが8時過ぎだった。
    緩慢な動き、思考停止、またまた苦い後悔の想いあり。
    本当に失敗から学ばない男である。

    ふっと想ったことがある。
    人は年を取るにつれて貫禄が出て、知恵があり、
    大人として何事も処理できるようになるのだと、私は勘違いしていたようだ。
    私は、年を取れば取るほど、弱くなり、愚かになり、仕事がうまく回らなくなってしまった。
    一目おかけるどころか、どうも困った人と思われているようなのだ。
    年を取ると、迷いの人となる。「それでいいのだ。」byバカボンのパパ

    さて、「人生、ここにあり」という映画をシネウィンドで観て来た。
    精神病院を舞台にしたイタリア映画だ。
    1983年に実際にあった話を基に映画にしたものだった。
    イタリアでも、東京でも大ヒットした映画だった。
    まず驚いたのは、観客の多さだった。
    それだけ、この映画に期待する人たちが多いということだった。

    精神病患者たちで協同組合を作り、事業を起こすというお話だった。
    ネッロという主人公が、ある精神病院に派遣された。
    この病院の患者たちで、自立できる企業を組合で起こすために彼は雇われて来たのだった。
    彼は、まず一人一人の意見を尊重し、起業への賛同を得ることから始めた。
    薬漬けで、生きる意欲もなくなっていた精神病院の患者たちである。
    彼らは、社会生活から一切隔離され、牢獄のような環境の中で人生を送っていた。

    ネッロは、語った。
    「あなたたちが仕事をして、まっとうな稼ぎができ、自立した生活ができるために私が来ました。」
    仕事をする。それは、切手貼りのような雀の涙の助成金のための仕事ではなく、
    ビジネスとして、世の中で通用し、正当に賃金を得る仕事のことだった。
    みんな世の中から見捨てられ、閉鎖された環境で何年も生きていた人たちだ。
    いったいこの人たちに何が出来るのか。
    ネッロは、寄木造の床を敷く仕事を考案し、師匠を呼び、
    さっそくネッロの自宅からその仕事を始めた。

    しかし、ある現場で、トラブルが起こり、寄木が届かなくなってしまった。
    その時、廃材を利用して床を敷き、斬新なデザインのフロアーが誕生した。
    それは、彼らの中に眠っていたある種の才能のおかげなのだった。
    それから、大口の顧客が生まれ、オンリーワンの仕事をするこの集団は、
    アーチスト集団として高い価値を置かれる職人たちとなった。

    ネッロと出会わなければ、精神病院の病室で一生を終えた人たちである。
    この協同組合という仕組みは、イタリアでは当たり前になっているそうで、
    現在も障がいのある人たちが、この協同組合によって仕事を得て、自立しているそうだ。

    残念ながらこの映画は、本日で終演となってしまった。
    ぷれジョブの人たちには、ぜひぜひご覧になってもらいたい映画だった。
    映画が終わった時、温かい拍手があちこちから起こっていた。
    その拍手にも、私は思わず涙が流れた。
    「よくやった。」「いい映画だ。」という讃辞の拍手だけでないと私は感じた。
    「俺たちもやろうよ。」「子どもたちのために、私たちもやれるはずだ。」
    その拍手には、そんな親たちの気持ちが込められていたと私は感じた。

    協同組合として仕事を創る。
    組合員が出資して、資金を創る。
    配当は平等に人数分で割って行く。
    新潟でも、この協同組合方式はいかがであろうか。

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