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  • from: クマさんさん

    2012年02月27日 06時31分13秒

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    日々に奇跡あり

    いろいろとありすぎるくらいある。
    それを考えると心が重くなったりもする。
    会いたくない人と会わねばならない。
    それは、ブッダが語っている人生の苦の一つだった。
    それは、生きている限り仕方ないことなのだ。
    反対に、愛する人との別れという苦もある。
    どうにもならないことを悩んだとてもどうにもならない。
    そんな境地を諦めの境地と言い、悟りに近い境地と言う。

    そんな人生には、予想外の奇跡に出会うことがある。
    それはまさにアンビリーバブルな瞬間だった。
    まさかそんなことがあろうとは・・・。
    その瞬間に立ち会い、鳥肌が立つほどの感動を感ずることもある。

    以前、東京に行った時の話だ。
    友は新橋から山手線に乗り、私はそれを知らずにバスで恵比寿駅に行った。
    「今、電車に乗りました」とのメール。
    私は、ホームに立っていた。
    すると、止まった車両のドアから彼が出て来た。
    新宿で待ち合わせしていた彼と、偶然電車で出会えた。

    こんなこともあった。
    90歳の叔母さんのお見舞いにある病院に行った。
    ナースセンターで、叔母さんの病室を尋ねていたら、
    その横に立っていた中年の女性が、「○○です」と名前を告げた。
    それは、珍しい私の名字だった。嘘だと思った。声も出なかった。

    「オペラ座の怪人」は、私にとっては夢のミュージカルだった。
    あの名曲の数々は、曲が流れるだけで涙が流れる。
    出演する歌い手たちの絶唱には体が震えるほどの感動だ。
    しかし、本物を舞台で観る機会がなかった。
    ファントムの私は、yuccaさんをクリスティーヌとして憧れて生きていた。
    ヒョンちゃんという永遠なるディーバのファンクラブ1号でもある。
    そんな願いをもって生きていた私のために、ビックなプレゼントがあった。
    「オペラ座の怪人 25周年記念 ロンドンinロイヤルアルバートホール公演」の映画が、
    何と何と期間限定でユナイテッドで上映されているのだった。
    行った。泣いた。魂が震えた。凄すぎる。舞台の神様を観た。

    そう考えると、会いたくない人と会わねばならないこの人生には、
    そんな私の小さな思いなど越えて、
    「まさか」と思われる奇跡と出会えるチャンスにも満ちているのだった。
    何で私だけがこんな馬鹿げた苦労を負わせられるのかと嘆いているが、
    神様はよくしたもので、
    大きなマイナス分のプラスを私の人生に下さっているようである。

    コントロールできない私の人生であるが、
    だからこそ、少し前向きに、神様は何とかしてくださるさと信じて、
    思い煩うことなく今日だけを歩いてもいいかなぁと、
    心が思い月曜日の朝に自分を慰める。

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