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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2012/05/18 08:28:55

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    分からないが信じよう

    目に見える世界と見えない世界がある。
    その見えない世界からの聴こえない声を聴くことが大切なのだ。
    生者と同じように死者も生きている。
    死者の実在を信じてその声に耳を傾けよう。
    その声こそ我欲を越えた真実の声に他ならないのだから。
    その声が聴こえたら、素直にその声に従うことだ。

    ここずっと、この想いがどんどん確かになる出来事ばかりが私の周りには続いている。
    私が私として生きているのではなく、
    私は私を通して生きる者に生かされているのではないのだろうか。

    実は、そうありたいと思いつつ今を生きるようになった。

    昨日、7キロのコースを走った。
    いつものお地蔵様にお参りをすると、
    その家の女性が玄関の前で仕事をしていた。
    40代前半のこの女性には、以前このお地蔵様のことを聞いたことがあった。
    霊媒師の方は亡くなり、このお地蔵様は15年ほど前からここに建っているそうだ。
    私は、母の事で呼ばれ、こうしてお参りするようになった。
    それまでは毎朝ジョギングで通っていても、全く気にも留めなかったのだ。

    無心でお参りする。
    母の事や家族の事は、既にこのお地蔵様はご存知である。
    私の苦しみ、私の悩みも、何も言わずとも感じて下さる。
    頭を垂れて合掌する私を、黙って慈悲の想いで受けとめて下さる。
    このお地蔵様は、目を閉じているのだ。
    まさに見えない心、聴こえない心の声を、じっと感じている姿だった。

    母の事は全て委ねている。
    それは私の想いを越えて、なるようにしかならないことがよく分かるからだ。
    そして、きっと母にとって最もよい形でその想いは実現することを信じている。
    母は体がだるくて寝たままの日もあるが、
    妻が入院してからは、気丈にも買い物に行き、家事をこなしている。
    その力こそ、お地蔵様を通して母に与えられた力なのではないだろうか。

    我が家がこんな状況に陥るとは、誰も予想をしないことだった。
    母の癌の再発と妻の長期の入院とリハビリ。
    父は、日に日に弱り、最近は訳の分からないことを話すようになった。
    しかし、しかし、なのだ。
    私は落ち着き、何故と嘆くこともなく、
    あるがままの現実をあるがままに受け入れている。
    確かにその痛みや苦しみは自分のものではないからそうなのだと言えるかもしれない。

    しかし、お地蔵様に呼ばれ、お参りをするようになってから、
    何だかじたばたせず、なるようにしかならないと感じ、
    その想いのままにお任せしますと、言えるようになったのだった。
    実は、これって私の人生における私の生き方の大きな転換点でもあったのだ。
    五木寛之著「天命」を読んでいたら、信仰心ということで、
    これと同じことが書かれてあったので驚いてしまった。

    ブッダの最期の言葉は、「この世は美しい」という感動だったそうだ。
    私は、人は死んでも死なないものだと想っている。
    いや、そこから来たのだから、そこへ還るだけなのだ。
    そう想えるようになった。
    だから、死んだって終わらないのだ。
    まだまだ分からないことだらけだが、
    分からないから、信ずるだけでいいのだと、この年になって想えるようになった。

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    さけ

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