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from: クマさんさん
2012/06/21 09:24:28
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父のこと
朝食の片付けけをして、洗濯機を回し、ここに向かう。
今朝は、オムレツを次男のために作った。
料理の段取りと腕とは少しずつ上がって来ている?
次男が私の料理の判定員だ。
そんな生活だったが、だいぶ疲れが溜まって来ている。
昨日は午後から疲れ切っていたので、
母のベッドの脇に断熱マットを敷いて、
そこに横になって休んでいた。
私の方も限界に来ている部分があるらしい。
父が、昨日は2回母の病室に来た。
11時に栄養士さんからの指導を私と父とで受けている間も、
イライラと怒ってばかりいた。
早く母に会いたいと言う気持ちからのようだ。
私は、何度も説明してくれる栄養士さんに謝った。
昼食前の短い時間だったが、
それでも父は母のベットの脇に車椅子で来て、母の手を握っていた。
母は、目を少し開けるだけになった。
さすがに、父の呼び掛けには反応するが、すぐにまた目を閉じる。
聴こえて、その想いは確かに届いているはずだが、
母からの反応は、だんだん薄れて来た。
父は、母に苦労ばかりかけてきた。
母は、そんな父を優しい人だと赦してきた。
父は、こんなはずではなかったと、嘆き悲しんでいる。
母も、そんな父を置いて行くわけにはいかないと想っている。
母の身体がまた少し小さくなり、呼吸も少し浅くなった。
それでも、ここに母が息をしていてくれる。
母の手を握ると、まだ温もりを感ずる。
ここに居るのは、母である。
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