新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

新規登録(無料)

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

親父たちよ

親父たちよ>掲示板

公開 メンバー数:62人

チャットに入る

サークルに参加する

サークル内の発言を検索する

新しいトピックを立てる

サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。

閉じる

  • from: クマさんさん

    2012年08月13日 10時12分09秒

    icon

    母に問うて生きる

    墓参りに行って来た。
    毎年この日には、早朝5時半頃に母と父とを乗せて墓参りに行く。
    そのたびに、私は来年も来れるだろうかと、写真を撮った。
    下山の叔母のお墓と、沼垂の楽運寺の叔父の墓に行く。
    そのついてでに、父が建てた墓を見て来る。
    父は誰も入っていない墓を飽くまで見上げ、満足そうに拝んで帰って来た。
    昨年は、その墓の前で父と母とで記念撮影をした。
    まさか、この墓に母が今年の盆には眠っているだろうとは、
    母本人も予想していないことだった。

    父は、来ない。
    私たちが母の墓をお参りしてから、叔父の墓へ行くと。
    何と向こうから叔母たちがやって来た。
    何の打合せもしていないのに、この叔父の墓の前でばったりと会うのだ。
    偶然はない。全てのことは必然なのだ。

    見えない力の手を感じたことはないだろうか。
    今日、車に乗せた叔母が「ふちゃ(母)の夢見ねんて・・・。」と、寂しそうにつぶやいた。
    「あんた、見る?」と、私に聞くけど、私はどんな夢を観たかということすら覚えていない人だった。
    「きっと夢に出て来ないほど、いいところへ行ったんだね。」
    この叔母はなかなかの信心家である。
    霊感すら持っているのではないかと、私は思うことがある。

    ただし、私は夢の中や墓の中には母はいないと思っている。
    母は、ここに居るのだ。
    母は、父と共にそこに居るのだ。
    そして、いつでもいつまでも私たち家族を見守り、呼びかけ、導いてくれるのだ。
    私は、その声を聴き、静かに従おうと思っている。
    お地蔵様と母とは、私を包み込み、私はその魂の中で生きているのだ。

    見えないから、信じられる。
    聴こえないから、聴こえるのである。
    私と言う底も蓋も無い筒が、空っぽであれば、
    その空っぽの中を魂の想いはいくらでも溢れるくらい通り抜けることができる。

    死者は、必ず訪ねてくれる。
    生者は、ただ無心にして死者の来訪を喜び、感謝して祈り、
    この指し示す彼方に向かって、一歩一歩日々生きて行けばよいのである。
    母は、私に期待していることがあり、願っていることがある。
    私は、それに無心に従うだけなのである。

    もはや、人を見ることはしない。
    世の中や、社会や、組織や、立場や、権力や、地位や、名誉では全くないのだ。
    本当の生きる道は、ここに在る。

    「ご先祖を大事にすると、いいことがあるんだよ。」
    霊感を持っている叔母の言葉が、今年ほど身に沁みたことはなかった。
    何故なら、私はいつでもそうやって母を感じているからだった。
    母に問いかけているからだった。
    母に守って下さいとお願いしているからだった。
    母は全てを知っていながら、全てを許して、笑っていてくれるからだ。

    仏様になった母は、でかいでかい母になり、いつもいつも私の傍に居て守ってくれている。
    ああ、仏様になって、母は本物の母になった。

    お盆の日なので、吉田清太郎牧師の「キリスト教信仰和讃」を記す。

    1  天と心にすむ神の、み声を心でよく聴いて、
      働きましょう、学びましょう、
      善きことしましょう、どこにいても。

    2  人は神の内に住み、神は人の内に住む、
      魚と水の如くにて、人と神とは一体だ。

    3  人を大事にしているは、神を大事にするのです。
      人を粗末にしているは、神を粗末にするのです。

    4  小さい小さい親切も、天と心に住む神は、
      一つ一つ喜びて、一つ一つむくいます。

    5  神のむくいの来る時は、おそい早いはあるけれど、
      おそい時にはおそいほど、神のむくいは多くなる。

    6  苦しい時には神様に、ただちにお祈りいたしましょう、
      楽しい時には神様に、ただちにお礼を申しましょう。

    7  もし間違いをした時は、たたちにおわびを致しましょう。
      天と心に住む神は、必ず聴いてくだれる。

    いかかだろうか。
    私は、この言葉が全て真実だと信じている。
    この言葉を信じられる人に、私は母の死を通して変えられた。
    母は、死んでからも私に生きる意味を教えてくれている。
    だから、私は、母に問う。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 2

    icon拍手者リスト

コメント: 全0件