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  • from: クマさんさん

    2012年08月16日 10時02分33秒

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    母の奇跡

    昨日、劇の稽古から帰ったのが10時半頃だったろうか。
    玄関に入り、母に挨拶をしてから、廊下を歩いていたら、
    急に何だか母がそこに居るような恐怖を感じた。
    お骨があっても、その部屋で飲んでいても、そんな恐怖何ぞ感じなかったのに、
    昨夜は、何かぞっとするものを感じた。

    母が亡くなってから、既に二か月がたとうとしている。
    私は、母が亡くなったことで、多くのことを学ぶことができた。
    それは、やはり体験を通してしか、人は本当のことは学べないということだった。

    私には、母が亡くなってから、在りうるはずのない奇跡といくつか出会った。
    しかし、それは、奇跡などではなく、そこには確かに意志が存在しているのだ。

    こんなことがあった。
    考え事をして交差点を左折したら、
    横断歩道を渡っていたご近所の初老の男性をひくところだったのだ。
    彼はすぐ目の前で驚いた顔で立ち止り、
    私は、冷や汗をかいて彼に謝罪した。
    それから、どきどきと心臓が高鳴った。

    それから、こんなこともあった。
    30キロ制限の道路を40キロ近くで運転していたら、
    突然左から坂を自転車で下って来た小学生の低学年の男の子が、
    ブレーキも踏まないで跳び出して来たのだった。
    急ブレーキを踏み、間一髪で大丈夫だった。
    この時は、もしもと考えると気分が悪くなったものだった。

    間一髪。確かにそうだった。
    それは、偶然であったかも知れない。
    けれど、私はやはり母が守ってくれたのだと思っている。

    不思議とは、人の思惑や想像を越えたところに存在する世界である。
    しかし、よくよく考えたら、思い通りに行く事なんぞ、
    日々の生活には、そんなにはないのではないだろうか。
    だから、ある意味、私が出会うことは不思議であり、奇跡なのだ。

    こんなこともあった。
    母は、私の書いた脚本を演ずる東区市民劇団の劇が大好きだった。
    いつもいつも観劇の後は、感激し感動し涙を流し、激励してくれた。
    私は、母の感動が劇のダイレクトな評価といつも考えていた。
    だから、母を喜ばせたいために、物語りを書き続けて来た。

    私は、脚本家である。
    ところが、東区市民劇団の10月公演では、
    私が代役を演じていた俳優さんが出演できなくなり、
    私が突然、本役となってしまったのだった。
    代役だから、台詞は入っていたが、まさかこんなことになろうとは・・・・。

    ところがこればかりではないのだ。
    11月に北区で上演されるミュージカルの原案は、私が書いたものだ。
    「春のホタル」という題の劇は、なかなか感動する作品なのだ。
    そのオーディションをしゃれで受けた。
    ほんのちょい役でお願いしますと言ったのに、
    何と重要な長老役に抜擢されてしまったのだった。

    出るはずのない劇に、それも自分が原案と脚本を書いた劇に、
    それも母が亡くなった今年の10月と11月に、
    東区と西区の劇の重要な役を務める。
    その上、両方ともミュージカルで、ソロの歌がある。

    逃げ出したい心境であるが、
    私は、何だかこれが私の生きるべき道であり、
    その道は、母によって守られている道なのではないかと考えて、
    決意して、引き受けることにした。

    これからの私の人生は、不思議が決めることでもあるのだ。
    いや、これまでの私の人生も、まさに不思議が決めてくれたことでもあった。
    そう考えると、何だかとても肩の荷が降りて、楽に生きられるのだ。
    「俺が、俺が」は、とうの昔に無くなった。
    では、ここを生きているのはどなたなのだろう。
    それは、生かされて生きる俺なのではないだろうか。

    あらゆることが、思い通りに行かないものだ。
    「こんなこと人生で在りうることなのか。」ということばかり、
    私の人生には起きている。
    でも、それこそが人生なのではないだろうか。

    全ての事には、意志が存在する。
    その意志を感じて、よきもあしきも受け入れるのだ。
    困ったら祈ればいいし、楽しかったら感謝すればいい。

    そう考えたら、人生は、奇跡の連続ではないだろうか。
    お任せしましょう。
    15日の新潟日報に私の写真が掲載されていた。
    母は、私が新聞に載ると、とても喜んで叔母たちに知らせたものだった。
    これも、母の為した奇跡なのだろうか。合掌。

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