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  • from: クマさんさん

    2012年09月15日 05時58分54秒

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    お地蔵様との出会い

    お地蔵様のことを偶然聞くことができた。
    私がお参りしようとすると、
    玄関先の草を取っている初老の男性がいた。
    この家のご家族なのだと思い声をかけた。

    彼は、このお地蔵様を建てた女性の息子さんだそうだ。
    70歳だと言っていた。
    優しそうな瞳に、このご家族の温かさを垣間見た。

    このお地蔵様は、昭和40年に建てられたお地蔵様だった。
    山形の月山にある善宝寺?から、彼の母親が新潟県の代表と認められ、
    ここにこのお地蔵様を建てたのだそうだ。
    由緒あるありがたいお地蔵様だから、
    月山でのお祭り?の時には、赤道の両側に観光バスが何台も並んだそうだった。

    私は、そんなことを知らなかったが、
    誠に誠にありがたいお地蔵様なのだった。
    今でも信者さんは多く、いつもきれいなお花を飾っている。
    私もランの途中には必ずこのお地蔵様をお参りし、
    お賽銭をあげさせてもらっている。
    500円玉がある時は、500円玉をあげる。
    5円玉がある時は、5円玉を台の石にのせて行く。

    そうしたくなるお地蔵様には、
    やっぱり人をそうさせる力があったのだ。
    走っていた私を振り向かせたお地蔵様だった。
    しかし、あの頃、母の病のことがなかったら、
    私は、今でもきっとただ走って通り過ぎていたはずである。

    やっぱりあの時、独り苦しみ、母の為に切なく涙していた。
    とうとうそんな日が来てしまったのか。
    できることなら、そのことは間違いであってほしい。
    そんな切なさの中に居た時、やっぱり人はその呼び声を聴くようなのだ。
    走り去る私の背中に確かにお地蔵様は呼びかけてくれた。

    私は、立ち止り、振り返り、お地蔵様と向かい合った。
    私は、手を合わせ、お参りし、母のことをお願いした。
    そしたら、すっと肩の重荷が融けた気がした。
    これは何なのか、自分にも分からなかった。
    翌日も、その翌日も、お参りした。
    今度は、素通りできなくなっている自分がそこに居た。

    繋がった気がした。
    ありがたかった。

    私は、そんな信心の人ではなかった。
    それは、お年寄りがするものだと思っていた。
    それもあんなに車や人がひきりなしに通る大道のお地蔵様に、
    手を合わせるなんて、恥ずかしくてできないことだった。

    しかし、今は違う。
    私は、お地蔵様の声を待っている。
    いつかきっと私の魂に大切な「言葉」を語ってくださるはずだからだ。

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    さけ

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