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  • from: クマさんさん

    2012年10月20日 23時55分51秒

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    優しい言葉こそ

    こんな時刻に、菊水を飲んで起きている。
    それは、北区のミュージカルの稽古が10時近くまであったからだ。
    私は、予定が変わったことを分からず、8時に到着した。
    すると既に全員集まり、オーケストラと歌を合わせていたのだ。

    演奏は、北区フィルハーモニーだった。
    下手の袖に30名以上のオケが並び、素晴らしい演奏を奏でていた。
    音楽監督である作曲家が居て、指揮者と打ち合わせしながら音を創っていた。
    まさにプロ集団だった。
    私は、東区の劇があり、実は満足な出来どころか、初歩の初歩の段階だった。

    ステージで展開される歌と演技に、私は実は怖じ気づいていた。
    舞台の怖さをこんなに感ずることは、なかったような気がする。
    11月24日14:00 19:00 25日14:00の3回の公演だ。
    残された期間は、たった一か月である。
    やっと東区の燃えかす状況から抜けて、本来の人間に戻りつつある。
    そんな私には、ハードルが実に実に高すぎるのだった。

    歌えると思っていたは、ただの自己満足で、
    歌えない自分。どうやったらよいのか分からない自分。みんなに迷惑をかけている自分。
    何よりも、「この人、大丈夫なの?」と心配に思われている自分を感じた。

    それはそれは当たり前のことなのだ。
    どうあろうとこの時期に自分のパートを満足に歌えなくて、
    どうしてオケと音合わせ何かできるのか。
    鉄槌をくらわせられた気がした。
    すると、尚更自信がなくなり、声が出なくなってしまうのだった。
    「キビタシ」でも、ハモリのラの音が出せなくて、泣きたくなったものだった。
    みんなの中で出来ないことは、とてもとても居たたまれないほど辛いことなのだ。

    そんな私に、館長からの叱咤激励が飛ぶ。
    「台本を離すのよ。台本に頼るから駄目なのよ。」ごもっとも、ごもっとも。
    分かってはいるのだが、やはり自主的な稽古を死に物狂いでやっていない私は、
    ただただ申し訳なく、小さくなるしかないのだった。

    「ごめんな。俺が歌えなくて・・・。」と、相手役の二人の男性に謝ると、
    「大丈夫ですよ。歌えるようになりますよ。」と、
    東区の劇と同じように、優しく慰められた。
    こんな顔をしているが、小心者の私には、
    衆人の中での失敗は、やっぱりずしんとこたえるものなのだ。

    だから、落ち込み、どん底に沈んでいる。

    何時間も演奏していたオケの皆さんには申し訳ないと思っている。
    ごめんなさい。
    素敵な歌を作曲した作曲家に申し訳なく想っている。
    ごめんなさい。
    ここまで根気強く付き合ってくれた演出家に申し訳なく想っている。
    ごめんなさい。

    そして、はらはらしながら見守っていてくれる同じ舞台に立つ仲間たちに、申し訳なく想っている。
    ごめんなさい。

    これから本番までの一カ月間は、ごめんなさいの人生が続くと思っている。
    しかし、出来ない自分を恥ずかしく感ずれば、感ずるほど、
    私は、子どもの気持ちがよく分かるようになった。
    出来ないことを叱ってはいけないのだ。
    出来ないことで一番辛く、恥ずかしい想いをしているのは、
    衆人の中で出来なかったその子なのだから。

    そんな私が、有り難く感じた言葉は、
    やっぱり、「大丈夫ですよ。」であり、「出来るようになりますよ。」であり、
    「私も同じですて。」であった。
    子どもに対して、こんな共感的な降りて行く生き方的なアプローチが、大人たちには求められているのではないだろうか。

    どん底に落ちた状況で、優しい言葉をかけてくれた人のことは、
    絶対に忘れないものなのだ。
    「優しさ」と「信頼」しか、その子を救う道はないのかも知れないと、
    どん底に落ち込んでいる私は、今でも思っている。

    PS 実は昨日で220万人を達成したのだ。これから、私が生きている間続けようとは思っているが、
       とにかく皆様のおかげさまでクマは生きています。
       どん底のクマに、今後ともぜひぜひ力強いストロークをお願いします。

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