新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

新規登録(無料)

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

親父たちよ

親父たちよ>掲示板

公開 メンバー数:62人

チャットに入る

サークルに参加する

サークル内の発言を検索する

新しいトピックを立てる

サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。

閉じる

  • from: クマさんさん

    2013年08月27日 06時10分04秒

    icon

    平均年齢80歳

    昨日、叔母5人が集まった。
    平均年齢80歳である。
    ところがまったくそんな年齢には見えないのだ。
    一人一人がとても若く、生き生きとしている。
    最高齢は90歳のアイさんだ。
    彼女は、腰が曲がっているが一人で日常のことはやっている。

    4人の叔母が一人暮らしだった。
    時代だなぁとつくづく感じた。
    みんなはその年齢であるから、
    いつお迎えが来てもいいようにしている。
    そんな頼もしさも叔母たちから教えられた。

    「クマさん、頼りにしているんよ。」
    それが叔母たちの口癖だった。
    若くして連れ合いを亡くしてしまい、一人暮らしの叔母たちにとって、
    近くに住むこの居ても居なくてもいい男も、それなりに頼りにされていた。
    私は、叔母たちには幼い頃から可愛がられ、たくさんたくさん助けてもらった。

    正月の本家には大人と子供とで30名以上集まったものだった。
    親戚であるということの一体感とでも言うのだろうか。
    年始・盆・味噌造り・餅つきと、全員で集まる年中行事もあった。
    そのたびに、幼い従兄弟達も集合し、その世話を年長の私がしていた。
    昭和の良き時代の話である。

    私は、この叔母たちを見送る責任があった。
    私が先になることもあるかもしれないので、何とも言えないが、
    やっぱり最期には、心を込めてお世話をしようと思っている。

    最期は、必ず来るのだ。
    それは、この世に生まれた人たちには平等な宿命だった。
    いかに死ぬかは、いかに生きるかである。
    人は、その人らしく生きることが、大事なことだと庭の草花から教えられた。

    市井の片隅に無名で生き、生涯を終えるのが私たちだ。
    それでいいのだし、それだけなのだ。
    庭の桔梗が枯れていた。
    桔梗は桔梗として花を咲かせ、衰え、葉を落とし、疲れたように枯れていった。
    それを、無心に受け入れる。
    そんな自然の定めに従った生き方は、潔いと感じた。

    生きることは、死ぬことなのだ。
    叔母たちの若かった頃を思い出し、とてもとても懐かしく感じてしまった。
    この叔母たちから、私は未だに「あきちゃん」と、呼ばれているのだ。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 2

    icon拍手者リスト

    waka こころ

コメント: 全0件