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from: クマどんさん
2013年10月30日 11時44分56秒
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私の先生
私は、いい先生と出会えていたなぁと、
大泉先生と再会して、つくづくそう思った。
私の先生たちは、その生き方で私のことをいつも導いてくれた。
何を言葉で教えてくれたというわけではなく、
私のことを慈愛に満ちた眼差しで見守りながら、
私に好きなようにやらしてくれたのが、私の先生たちだった。
その先生は、この社会の常識やルールや世間体を超えていた。
いつも先生らしい独自さで、そこに存在していた。
何かの名誉を得た人でもなく、大きな業績を残した人でもなかった。
ただの人であり、ただの自然人だった。
無名とは、本当に自由でよいのだ。
守るものや誇るものが何もない。
ただ自分らしくその生涯を生きている。
その生き様に魅せられて、惚れてしまい、ついていくだけなのだ。
弱く、愚かで、何でも中途半端な私であっても、
先生は、けっして見捨てはしなかった。
いつでもどんな時でも、どうしているかと離れていながら心配してくれた。
私は、私で、こんなとんでもない男として生きている。
いや、私が私らしく生きなかったら、それは先生に対する裏切りなのだ。
信じられているから、ここまで曲がり曲がりに歩いてく来れた。
先生とは、信じる人であり、慈愛の人だった。
そして、なによりも自分が自分らしく生きる人であった。
そういう人しか、私は先生とは呼ばない。
幾つになっても少年であり、冒険者であり、開拓者である。
その生き様が、先生なのだ。
いつも私の先をひょうひょうと、真摯に、淡々と自分の道を生きている。
そんな先生と出会えたことは、幸せだったと私は思う。-
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