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from: クマさんさん
2014/03/06 06:02:51
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雪は降るものだ
今朝、起きたら真っ白だった。
やっぱり雪は降るものだ。
今年の新潟市は全く雪のない日々が続いていた。
こちらの方が異常気象だったようだ。
昨日、次男の高校の卒業式だった。
私は仕事で行けなかったが、何だか感慨深いものがある。
茶髪でヒゲをはやし、やんちゃな風貌の次男だ。
小さな頃は恥ずかしがり屋で、人前に出ることが苦手だった。
なのにサッカー部では副キャプテンを勤め、
応援団長では全校生徒の前で彼女に告白をした。
やりたいことはやってきた。
まさに青春を謳歌した3年間だった。
私は、子どもには余計なことは言わなかった。
というよりか、言えなかった親父だった。
自分の高校時代を考えたら、どんなことをやっても私よりもマシだと思ったからだ。
曲がったまま真っ直ぐにいい加減に生きていた。
そんな高校時代の思い出しか私にはなかった。
長男はバンド活動で、次男はサッカーで、華を咲かせた。
親父は、そんな華を一つも咲かせてはいないのだ。
高校時代、曲がったためにどんだけ母親に心配をかけたことだろう。
次男を可愛がって育てててくれた母には昨日報告をした。
チーン、おかぁちゃん、ありがとう。
きっと涙を流して喜んでくれたはずだ。
その次男がクラス全員の打上から帰ってこない。
本日、ライブがあり、そこに出演するための練習をオールでするのだと言う。
このラップは曰くつきのラップだった。
これも一つの青春の思い出だ。
長男も次男もこれからだった。
まだまだ学校に通う身分であるが、これが自分の人生の始まりでもある。
私は、もう一度あの時代に戻りたくはなかった。
あんな日々は、もうたくさんだとも感じている。
何も分からず、先も見えず、何だか不安定で、エネルギーだけが爆発しそうな。
振り返ると、よく生き延びて来られたものと感じる。
長男も、次男も、これからの人生はこの雪に覆われた街のように、
真っ白なままだった。
苦難と哀しみと挫折と絶望とは、当たり前の人生だ。
その時、辛くても自分の道を見失わずに、
自分のことを信じて歩き続ける人になってもらいたい。
雪のない新潟市が異常なのだ。
雪は、降るものだ。
これからの人生にささやかでも幸があることを、
居ても居なくてもむいい親父は、心から祈ってやまない。-
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