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  • from: クマさんさん

    2014年07月06日 16時29分34秒

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    自然の中で生きる人たち

    疲労困憊の日々が続いている。
    とにかく疲労感が抜けず、何も運動をする気が起きないのだ。
    スイミングに毎週土曜日に通っているときはまだ運動ができていた。
    しかし、暑さと共に疲労が蓄積されると、やっぱり易きに流れてしまう私だった。

    佐渡で気づいたことがあった。
    実は、佐渡の自然度は手付かずのまま残されている部分が多いということだった。
    観光地や観光施設だけに目が行ってしまいがちだが、
    佐渡は自転車で走ると、その良さがとことん満喫できる土地なんだ。

    今回は小木のまた先の強清水集落にお世話になった。
    小さな小さな漁港だった。
    年寄りの漁師たちがそこには暮らしていた。
    早朝漁港に行くと、小さな漁船から網を出し、かかった魚をとっていた。
    三人の老漁師たちが、塩とお日様とで赤銅色に焼けた顔と手で、
    黙って魚を網からはずしていた。

    飛魚だった。
    銀色に輝く腹に、大きな天を見上げる目玉が印象的だ。
    佐渡ではこれを干してアゴという出汁の元にする。
    私は、飛魚の刺身が大好きだ。
    恵は海からやってくる。
    その日食べられる量だけ採ればそれでいいんだ。

    漁港に降りる坂の所に、30坪ほどの畑があった。
    トマトにきゅうりに、ピーマンにナスに、枝豆。
    かぼちゃの葉っぱがやけにでかく茂っていた。
    夏野菜の畑だった。
    その大地とお日様からの恵があれば、何とかなるというものだった。

    夜は満点の星空だった。
    天の川がうっすらとしろくぼーっと滲んだように夜空に広がる。
    そこに夏の大三角形が輝き、北斗七星はくっきりと見えていた。
    無数の星たちが瞬きするように輝いていた。
    息を飲むスペクタクルだ。
    これもまた天からの恵というみのだと私は想った。

    つまり、まちで灯りの中で人間ばかりに囲まれて暮らしていると、
    私たちは何か大事なものと触れ合わず、
    出会わずに生きてしまうのではないだろうか。
    本当は海や川がそこに在り、
    空と雲と風とがそこに在り、
    満天の宇宙がいつも私たちを覆っているのに、
    そこに在るものと出会わずに日々過ごし、
    肉体的にも精神的にも疲労困憊しているのではないのかいうことなんだ。

    佐渡で出会った自然の中で生きている人たちは、
    何か大事なものを自然から受け継いできている人たちなのだと、
    私は思うようになってきた。

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