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親父たちよ

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  • from: クマドンさん

    2014年10月28日 06時14分11秒

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    アチコタネーゼ

    「クマさん、読んでいますよ」と、嬉しい便りがこの前届いた。
    この反応がとてもありがたかった。
    誰かとどこかで繋がっていると感じるからだ。
    しょせん独りなのだが、されど独りなのかもしれない。
    独りだからこそ、独りとの繋がりを求めるものだ。

    ここに登場しない日々は、いろいろとあった日々だ。
    昨日はやっぱり自己嫌悪のどん底に落ち込んだ。
    危ない危ないと想いながら、じっとその底で貝のように耐えていた。
    時間がきっと解決してくれるはずだ。
    忘れるということも、諦めるということも、こんな日には大切なことだった。

    左ひじのテニス肘というやつが痛み続けている。
    垣根に顔を突っ込んで、何と眼鏡を失くしてしまった。
    サングラスで一日を過ごした休日は、飲み過ぎで途中の記憶が途切れていた。
    そんなこんなの連続だったが、実は収穫も多かった。

    土曜日は、「えんでこ」で、下町の町歩きだった。
    視点を変える。お宝を探す。アンテナを敏感にする。
    するとあるある。まちには興味深いものや人に溢れているのだった。
    ガイドのTさんが素晴らしかった。
    謙虚で、あるがままで、ご自身もまちのガイドを楽しんでいた。
    このまちで働き、このまちでさんざん飲んだ人らしい。
    だから、面白い裏の歴史や事情を聴けた。
    今回の発見は、日和山五合目のNさんが開いたカフェーだった。
    人の生業と住み方で、そこの風景がこんなに変わるものとは感動だった。

    帰りに古町で、岩船ポークを使ったうまい焼肉丼に出会い、幸せになった。
    うまいものを食べることが、幸せな気分になるための一番の近道だ。
    こんな時は、必ずマスターにべた褒めをする。
    すると、マスターも幸せになり、私ももっと幸せになる。
    そんな出会いがあるから、人生はまだまだ捨てたものではなかった。

    何と、このクマさんが、新車の購入だった。
    前のステップワゴンには15年間乗った。
    車は走ればいいから、傷だらけ、凹みいっぱいの車でも、
    愛着とプライドをもって乗っていた。
    しかし、寄る年波には勝てず、エンジンを支えるシャーシーが腐食していた。
    「いつエンジンが落ちるかわかりませんよ」とのこと。
    だから、仕方なく目の前にあるフリードを「これにします」と、購入だった。
    これで、逃げられない借金をどんと肩にしょった。
    この新車、ハイブリッドなんだ。
    なかなかの車に、何だかこちらが運転させられている気もしている。

    日曜日には、小千谷に行っての「途中の会」だった。
    この会での出会いと学びとに、私は今生かされている。
    ごくごく自然に空気のようにあるがままを互いに受け入れられる関係。
    それは、とてもありがたいもので、自然の中で抱かれるような安心感すら感じる。

    岩沢という集落の人たちが創造したお祭りに参加した。
    ストリートの一角を通行止めにして、屋台を出し、酒を飲み、土地の歌を歌っていた。
    地域おこしというけれど、この祭りがあることで、
    本当に地域の人たちが笑顔で、一つになっていくのがよく分かった。
    みんなそれぞれが知り合いだった。
    久しぶりの人たちもそこには居ただろう。
    でも、この祭りがその人たちの繋手となってくれていた。

    祭りは、やるべきだ。
    祭りが無かったら、創ればいい。
    そして、そこには若者を呼ぶべきなんだ。
    この祭りを主催している若者たちの団体の名前が、「アチコタネーゼ」だ。
    これは小千谷の方言の一つで、「大丈夫、大丈夫、心配するな、何とかなるさ。」
    酔っぱらいのおじさんが、同じく酔っぱらいの私にそう教えてくれた。

    「アチコタネーゼ」
    その言葉は、今の私のためにあるような言葉だった。

    どん底で、危ないなぁと自覚している状況の中で、
    そう声をかけて、親身になって心配してくれる人が、人には誰か必要なんだ。
    私は、その言葉の深さを感ずるとともに、
    そう言ってくれる隣人をもっているこの岩沢の人たちが幸せな人たちに思われた。

    せめて、人から言われなくとも、
    「アチコタネーゼ」と、優しく言ってあげられる人に、私はなろうと思っている。

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    waka

コメント: 全1件

from: wakaさん

2014年11月04日 11時23分55秒

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最後の一文、いいですね!
加油!

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