たった今、陸上競技場でアルビレックスレディースの試合を見てきた。
対戦相手は、あの全日本の宮間の居る岡山湯郷Ｂｅｌｌｅだ。
結果は、5対1の快勝だったが、私が言いたいことは他にある。
このアルビレックスレディースを、
新潟市民による応援によって、競技場を埋め尽くそうというプロジェクトなのだ。

上尾野辺さんは華麗で、力強いプレーでいつもいつもハートを熱くしてくれる。
私のチームでの一押しは、小原さんだ。
右サイドを守りながらも、オーバーラップしての攻撃参加は美しすぎる。
斎藤さんも、素敵なんだ。
果敢にドリブルで切り込み、チャンスを作っていく。
私は、佐伯さんも好きな選手だ。
ボールを繋ぎながら、いつもゴールへの執念に燃えている。
本日、ドキッとしたのは、高橋さんだ。
体を張ってディフェンスをしている。そこから、前線に向かってのドリブルだ。

私は、いつもバックスタンドに一人座る。
右手からはサポーターたちの太鼓の音と歌が風に流されて聴こえてくる。
ベンチは好きな場所に座れるほど気持ちよく空いている。
私は、センターラインよりに陣を取り、ハイボールを飲んでいる。
メインスタンドでは、お客さんたちが入っているようだが、
主催者発表が2千数百人だった。

まてよ、こんなに選手たちが必死に声をかけ、
ボールに向かって体を張ってチャレンジする姿があるのに。
それも中央区のど真ん中の競技場で行われているのに、
どうしてし新潟市民は応援に来ないのか。
それが、逆に信じられない事態だった。
このピッチでの美しい彼女たちのプレーを、こんなに間近に見られるというのに。

そこで、私は、勝手に「レディース限定プロジェクト」を考えた。

まず、観客動員だ。
ターゲットはお年寄りと子供たちに絞ってはどうだろうか。
かってのアルビレックスのように無料のはがき攻勢もいいが、
60歳以上は入場料金を500円、ワンコインとする。
私は当日で１，３５０円？だった。
子どもたちについては、サッカーチームで２，０００円ぐらいで設定する。
収益より、まずは競技場に来てもらって、この魅力を堪能してもらうこどだ。

次に、やっぱり試合のインフォメーションだと思う。
いつ試合があるのかも分からなくては、会場で観戦することは難しい。
とにかくマスコミとチラシでの攻勢を図ることだ。
選手のみなさんには、どんどん地元のテレビ番組に出てアピールしてもらいたい。
また、古町や万代での特典付きのチラシ配布も効果があると思っている。
また、会場での飲食ブースを充実させ、
家族連れがある意味、ハイキング気分で、
気持ちよく気軽にサッカー観戦ができたらいいと思う。

市民レベルでの運動を盛り上げるためには、
コンセプトをしっかりと持ち、
市民の心をつかむキャッチフレーズも必要だ。
「おらがまちの、おらがおなごせなしゅたち」なのだ。
サッカーを知っている人も、知らない人でも、この試合は心から楽しめる試合である。

今日は、ホーム最終戦だった。
終了のセレモニーの後で、選手とのハイタッチ会があった。
私もさっそく参加して、憧れの小原さんとハイタッチができた。
「素敵です。がんばってください。」
この選手との親近感があるのも、今のレディースならではだと思っている。
小原さんには、惚れてしまった。

今シーズンは、後アウェーの一試合で終了だ。
しかし、しかし、新潟市民のみなさんに言いたい。
ぜひ、会場に来て、彼女たちの懸命な戦いぶりをご覧いただきたいと。
そして、来年度からは、一試合一試合毎に観客の数が増し、
新潟市民のレディースチームとなることを期待している。

けなげて、真摯に戦い続けている彼女たちを、
どうして応援しないでいられようか。
このプロジェクト、どうしたら実現できるのか、
真剣に考えてみたいと思っている。