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  • from: クマドンさん

    2015年10月20日 04時39分19秒

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    「春を背負う」

    昨日、「春を背負う」という映画を観た。
    立山の山小屋を死んだ親父から受け継いだ新米息子が、
    一人前の山小屋の親父に成長していく姿を描いていた。

    この時、舞台として映し出される雄大な立山の景色が、
    何よりも私の心を引き付けていた。
    ここに遊び、ここを歩き、ここで学んだ。
    私にも山を歩いた青春があったんだ。

    山と向き合う。
    山と語り合う。
    どっしりと岩山は、何も語らずとも多くのことを教えてくれた。
    言葉はここにはなくとも、確かに私はその言葉に学んだ。

    新米息子を育てるために、死んだ親父の親友である風来坊がやって来る。
    歩荷の荷の重さは60キロだった。
    それを生きも切らさず担いで上がる。
    山小屋に3年前から勤めている若い女性は、
    山小屋を何とかたち手直し、
    いつものようにお客さんを迎え、喜んでもらえるように奮闘していた。

    遭難や事故や、病人が出るなど、
    そんな山小屋にはただ平穏な日常だけではあり得なかった。
    その度に、その時のためのように力を合わせ、
    力を尽くしてその難局を乗り切って行く。

    この大自然の中で生かされているちっぽけな人たちの物語には、
    やっぱり助け合い、信頼し合い、互いにしっかりと結びついた絆が存在するのだった。
    あの人が居てくれるから私がここに居る。
    あの人のために何かをしたいから私はここに居る。
    絆とは、そうした無私の繋がりからしか生まれては来ないものらしい。

    この3000mの山小屋で、大自然の美しさと偉大さと畏ろしさとに包まれながら、
    人の魂とは、ピュアな単純で素朴なものに変えられる。
    忘れていた、見失っていた自分が、そこで姿を現してくれる。
    ここで生きるとは、その自分で生きることであった。
    そして、そうしたピュアな人と人とがつながらない限り、
    ここでは人は生き抜くことは不可能なのだと、山はまた教えてくれた。

    無私なる想いで繋がれる家族に。
    きっとそれが死んだ親父の遺言だったのだろう。

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