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  • from: クマドンさん

    2015年10月23日 05時20分57秒

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    夜回り先生

    昨夜、「夜回り先生」の講演会に行った。
    ユニゾンプラザがとにかく満席だったことに驚いた。
    私もそうだが、みんな何を求めてここに来たか、分かる気がした。
    子育て、親との関係、そうした家族との悩みを、
    それぞれがそれぞれなりに抱えているのだと思った。

    水谷さんが語ることは、子どもたちの深い深い心の声だった。
    彼は出会った子どもたちに真摯に向き合い、その傍に生きた。
    夜の世界の子どもたちは、寂しさと孤独の中に居た。
    一番安心して、信頼できる場である家庭が崩壊している場合が多い。

    自暴自棄になり、自分すら愛せなくなった子どもたちは、
    リストカット・引きこもり・不登校・ドラッグ・覚せい剤・売春と、
    そんな闇の世界に引きずり込まれる。

    誰が自殺なんかしたいと思いますか。

    そんな絶望に追い込んだのは、大人だった。
    そして、そうした子どもたちを性や欲望の対象としているのも、
    やっぱり大人だった。
    あのおぎゃーと生まれたばかりの子どもたち。
    全ての子どもたちはここから始まっているのに、
    途中で闇の世界を絶望したまま徘徊するのは、
    子どもたちを傷つけ・見捨て・孤立させた大人たちなのだ。

    彼が、定時制高校の教師になったわけを語ってくれた。
    やむにやまれぬ教師魂。
    どん底不良学級崩壊。花札をし、煙草を吸い、バイクが廊下を走る。
    そんな定時制に自分から志願してやって来た教師。

    信頼関係は、ここでは生まれないと、
    不登校の子どもたちの家庭に夜中に訪れ、
    プリントをやらせ、学習させる。

    本気でこんな俺にも、私にも付き合ってくれる先生がいたんだ。
    俺や私のことを馬鹿にして相手にもしてくれなかったのは、
    親と先生だったのに。
    私に暴力を振るい、私を罵倒して、私を否定し、私を捨てたのは親なのに、
    この先生は、どうしてこんなにまで私のことを大事にしてくけるんだ。

    彼と出会った子どもたちは、きっとそこから目を覚ましたのだろうと思う。
    この人は、私が今まで出会った大人とは違う。
    私という私をいいと言ってくれる。
    私のことを好きだと言ってくれる。
    私のことをいつもいつも心配して声をかけてくれる。
    そして、私がどうにもならなくて死にたくなった時、
    黙って涙を流して傍にいてくれる。
    こんなに熱く熱く抱きしめられたことはなかった。

    その人間としての驚き。
    愛との出会い。
    そこから、そこからしか、人は方向転換できないのだと思った。
    希望は、希望を与えてくれる人と出会った時、希望となる。

    そんな教師と私もなりたいものだ。

    そんな親と私もなりたい。

    いや、なることが私がここにいる本当の意味ではないだろうか。

    せっかく出会えた子どもたちなのだ。
    せっかく我が子として授かった子どもたちなのだ。
    誰がその傍に居てやれるというのだろうか。

    菩薩は、彼だった。

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