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  • from: クマドンさん

    2016年01月17日 09時50分46秒

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    つぶされて分かることは

    寒さの朝だ。今も細い雪が降っている。

    今日は阪神・淡路大震災から21年目に当たるそうだ。
    あの朝、村上で新聞を読んでいたら、
    突然テレビでニュースが飛び込んできた。
    何か大変な災害が起きているらしい。
    死者の数が刻々と増えて行った。
    そして、被災した神戸の街の悲惨な光景に愕然としたもたものだった。
    「災害は、忘れた頃にやって来る」
    そして、東日本大震災から5年の冬を迎えようとしている。

    何が起こるか、その予測は誰にもつかないものだ。
    明日のことが分からないまま、
    いや、ほんの刹那の先すら分からないのが人のいのちだった。
    だから、分かること、できること、感じられることの今をどう生きるか。
    その問いを大切に毎日を感謝して生きることだと、思えるようになった。

    私の師であるSさんと、本当に久しぶりに電話で話した。
    入院中はさすがに電話では話す体力も気力もなかったからだ。
    ただ、Sさんはこうして私がここで発信する言葉や、メールでの言葉で、
    私の心や想いの変化を見守っていてくれていた。
    そのことが私には何よりも嬉しいことだった。

    その話の中で、こんな話になった。
    今までやってきたことは、どうでもいいことで、
    私がこれをやった。こうして生きた。そんなことはいらないことになりました。
    二人してそんな話をして笑っていた。

    本当にそうだった。
    何をやった。何をした。は、確かにどうでもいいことだった。
    そのどうでもいいんだ。忘れているんだ。こだわっていないんだ。
    そこに、何とも言えぬ気楽で、自由で、ほのぼのとした生き方があると思った。

    それから、いのちには、きっと果たすべき使命と言うか、役割が、
    きっとこれから向こうからか天からか、降りてくるでしょうねという話だった。

    どうでもいいですてと言いながらも、
    この単純素朴な一つのいのちは、きっとそのために生かされたんだと思える、
    そんな何かときっとこれからの残された人生で出会えるはずだ。
    そんな何の当てもないけれど、不思議な確信を二人はもっていた。

    Sさんは、76歳。私は58歳。
    何も求めず、欲もなくなってきているけれども、
    きっと生かされるねっという、信仰はこの命がある限り、
    持ち続けられるような気がするのだった。

    すると、自然と肩の力を抜いた生き方ができるのだった。
    だって、生きているのではなく、生かされているのだから、
    その生かしてくださる何かにお任せすればそれでいいのだからだ。

    しかし、この心境にはなかなか人はなれないものだった。
    私のようにぶっつぶされて、ちっぽけになって、
    初めてそうやって生きている私の中のいのちに気付くからだ。

    そんな話で1時間半だった。
    Sさんは、小千谷に住む人だ。

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