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親父たちよ

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  • from: クマドンさん

    2016/01/20 10:27:09

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    久しぶりにカレーを作る

    新潟市は、この冬初めての積雪の朝だ。
    真っ白な雪に覆われ、雪のけをしなくてはと思っているが、
    実は、私は術後のこともあり重いものを持つことは禁止されている。
    こんなに雪が積もっているのに、何分役には立たない男になった。

    少しずつ日常生活ができるようにトレーニングはしている。
    昨日は妻に頼まれてカレーを久々に作った。
    玉ねぎや人参を切り、にんにくを炒め、そこに肉と野菜とを入れて炒めた。
    味付けはケチッャブに、タバスコに、醤油に、砂糖といろいろだ。
    どんな味に変身するかは、できてからのお楽しみ。
    これが料理の醍醐味だった。
    それぞれの食材と調味料との個性が融け合い、
    お互いになじむことで、旨味とは増していくものだった。

    最後にカレールーを入れて、じっくりとかんもする。
    この新潟弁の「かんもする(かきまわす)」ことが、
    なじむためにはとてもとても大切な作業だった。
    肉からは旨味が溶け出し、ジャガイモはいつの間にかルーの中だ。
    ごろっとした人参は残ったが、リンゴもそのうちに溶けて行った。
    これでカレーの完成だった。

    ちょうどそこに次男が帰って来た。
    「何か食べるものある?」とのことなので、カレーを勧めた。
    「少しでいいよ」と言いながら、ぺろりと一皿食べてくれた。
    これもまた料理の楽しみの一つだ。
    丹精込めて作った料理を旨いと言って食べてもらえる。
    その喜びが、また次の料理への意欲を生んでくれる。
    子どもたちのそれぞれの好みもある程度は理解しているつもりだ。
    家庭の料理では、食べる人の好みに合わせて調理することができる。
    そして、何よりも期待されるのは、食べる人の健康を考えて料理することだった。

    ここにも、やっぱり優しさと思いやりだった。

    さて、私がまちづくりだと、なんだかんだとやっていた頃、
    まちづくりは、この料理に似ていると思ったものだった。
    カレーもそうだが、鍋が一つのまちだと考えて取り組んで来た。
    素材はある。人材もある。お互いの個性を醸し出す触媒と調味料もある。
    ただ、その同じ材料を使ってどんな味にするかは、
    そり調理人のセンスと経験だった。

    その出来た鍋をつつきながら、まちの人たちが「おいしいなぁ」と感じてくれたら、
    それは、やはり作り手と食べる人の幸せになるのだった。

    日常生活への復帰も一歩一歩今はこうして努力している。
    地域社会への復帰についても、おいおいまたやりたいとも思っている。

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