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from: クマドンさん
2016/02/10 08:06:02
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日々の問い
これから外来に行ってくる。
最後の一本を抜いてもらう。
ここまでは長い長い道のりだった。
学ぶことが多くあった。
できればこんな目には合いたくはなかったが、
なってみて諦め、受け入れると、たくさんの気付きと学びだった。
人は、経験からしか学ばないものだと、そう感じた。
その立場になって、初めてその人の苦しみ、悲しみ、痛みが分かる。
腹を切るとはどういうことなのか、切ってみればよく分かる。
まさに身をもってしての体験だからだ。
しかし、そこに意味を見出すことで、
その体験が経験となることも分かった。
そのためには、そうした予想外のことであろうとも、
そのことを受け入れ、じっと観察し、分析することなのかもしれない。
怒りや憎しみや後悔からは、経験は生まれない。
どうにもならないことだし、
どうしょうもないことでもあった。
ならば、「これでいいのだ」と、強がっても言えることだ。
どんだけ自分がちっぽけな人であることか、
今回の経験でよくよく悟った。
そんなちっぽけな人が、何も言えるわけはない。
ただ、受け入れる。認める。諦める。肯定する。
それは、やっぱり老子の言うタオ(道)であったような気がする。
病の人は、私だ。
今朝も病院のベッドで迎えた人たちが居る。
今日、手術を受けるという人も居る。
今朝、息を引き取った人も居るだろう。
癌を宣告されて枕を涙でぬらしている人も居る。
叔母のように後遺症で手足の麻痺に不自由している人も居る。
健康で当たり前の日常生活では、
きっと気付かなかった人たちのことは、やっぱり私のことだった。
病院に行くたびにそのことを想う。
それから、老いと衰えのことだった。
私にとっては、父も母も他界して居ないけれども、
叔母たちがここに生きている。
そのリアルは、私に日々いろいろなことを考えさせる。
さて、どうするか。
それが私にとっての日々の問いだ。
その問いの答えは、私の中にあると言う。
願わくば、その答えに気付き、腑に落ちたいものだ。
さて、そろそろ出かけよう。-
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