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  • from: クマドンさん

    2016年05月30日 06時16分21秒

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    高柳荻野島のKさんと逢った

    心地好い疲れだ。
    昨日は刈羽の黒姫山に78歳のSさんと登った。
    ゆっくりゆっくり休み休み。
    手術後初めての登山の私と、Sさんには丁度よい登り方だった。

    速く行かなくていい。
    無理はしない。
    疲れたら休めばいい。

    それは、普段の私たちの生き方そのものだった。
    人は、生き方がその人だった。
    どんな生き方をしてきたか、どんな生き方をしているか、
    それは、こうした歩き方にも表れる。

    素晴らしい生き方をしている二人の人に逢うことができた。
    2人は、その語りから、生き方そのものを感じさせられた。
    その生き方そのものに、ただただ私の中の私が感じて、動くばかりだった。

    荻野島という集落をまとめているKさんは、
    役場を退職してから村づくりの仕事についた。
    茅葺の古民家を二棟、市から委託して経営している。
    棚田がとても美しい。
    その景観を守るために、道路を新たに作る時、緩いカーブを創った。
    自然の中には、直線は似合わないからだ。

    観光地として賑わって欲しくない。
    ここで生活している人たちの日々の生業を守りたい。
    だから、来たい人。ここが好きな人にだけ来てもらえたらいい。
    そのために、情報発信は行う。
    この村のこの空気感こそ、何よりもの価値だと思っている。

    その発想が新鮮だった。
    持続可能なことだけにしぼり、気をてらったものや、イベントは行わない。
    来て、観て、感じて、いいなぁと想った人にリターナーになってもらう。
    「それでいいんです。」
    中年の夫婦連れが、ゆっくりゆっくりと棚田の道を歩いて来た。
    こに来た人の歩みは、穏やかになる。
    時々立ち止まっては、棚田や茅葺の古民家の写真を撮っている。

    モンゴルの研修生たちが軽トラックから降りて来た。
    村の田んぼの草刈に行って来たそうだ。
    ポルトガルから日本の景観を研究するために来日した大学院生が居候をしている。
    来る人は誰でも受け入れる。
    そして、来た人たちはそれぞれの役割を担って、この村の一員として生活している。
    それを当たり前とする。

    ここの米で焚くご飯はうまいだろうなぁと想った。
    食べたくなったので、お米はどうやったら買えますかと聞いてみた。
    すると福井?の福祉団体が全て一括して購入するのだそうだ。
    山間地の棚田のそれも天日干しをしたお米を県外に出している。
    何とも何とももったいない話だった。
    しかし、そのおかけで安定した収入をこの村は得ることができた。
    茅葺古民家の収入もある。
    お金をしっかりと稼いで、村で回している。
    そんな仕組みを創ったこのKさんは、たいした人だと感動だった。

    この発想は、Kさんの生き方そのものだった。
    山間地の小さな集落であるこの荻野島こそ宝なんだという誇り。
    この村に住む人たちは、その誇りをもって日々の生業に勤しんでいる。

    速く行かなくてもいい。
    無理はしない。
    疲れたら休めばいい。

    そんな素敵な村は、Kさんのような素敵な人たちが創る村だった。

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