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  • from: クマドンさん

    2016年06月23日 06時14分11秒

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    必然を信じる

    さてさて、「偶然は、必然だ。」
    最近、そんなことがたびたびあった。

    ある日、N大病院のエレベーターに乗った。
    ある階で止まり、扉が開き、入って来た人を見て驚いた。
    いつも行っている床屋の女将さんだった。
    「あらっ、クマさん」
    こんなこともあるんだなぁと、その時は想った。

    小千谷にSさんを訪ねた時だった。
    小千谷蕎麦の名店「角屋」で待ち合わせをした。
    私が車を駐車場に止めて中に入ったら、驚いた。
    海老ケ瀬に住むKさんがそこで会計をしているところだった。
    「おっ、クマさん。どうしたん。」と、驚くこと驚くこと。
    山でずっとずっとご一緒させてもらいながら、最近はご無沙汰だった。
    新潟で会えないのに、小千谷の蕎麦屋さんで再会だった。

    先日の大学病院でのこと。
    私の診察を終えて、待合室のベンチの前を通ったとき、
    「あれっ」と見覚えのある人に出会った。
    「金熊さんらろ?」と、私が聞くと、
    「やっぱクマさんらったね。採血のときそうじゃねぇかなぁと想ったさ。」
    彼とは、沼垂の山小屋で30年前からお付き合いをしていた人だった。
    山岳会が違うので、山にはご一緒できなかったが、
    山小屋では、いっもご一緒で、よく山の話で盛り上がった。

    まさか、こんなところで・・・・。
    彼は山で突然具合が悪くなり、腎臓を患い、三分の二を摘出したそうだ。
    「糖尿病がね、おっかねんさ。」
    私は、またどこかで会いましょうと、彼と別れた。

    いつもいつも想うことがある。
    「これって、約束されていたことかもなぁ」と。
    ほんの数秒違った行動を取っていたら、
    私はこの人たちとは会うことはなかった。
    何かの計らいや意志が働かなかったら、こんな再会はあり得ないことだった。
    私は、そのたびごとに、その見えない手と意志とを感じてしまう。

    すると、人生の全てのことは、まさにこの通りなのだとも想って来る。
    「私が決めたことではなく、そうなるようになっていること」だと。

    偶然だなぁと想うことは、実は、必然なのではないだろうか。

    私が、父と母との子としてこの世に生まれ、
    私が、こうした人間としてここまで育ち、
    私が、どうにもならない道を歩き、
    私が、それでも多くの人の助けによって何とかここまで生きて来た。

    その歩みの中で、確かにほんの数秒そうではない行動を取っていたら、
    きっとそうは成らなかったことが数えきれないくらいあるはずだ。
    結婚し、こうして長男と次男が生まれ、ここに住んでいて、
    またまた昨夜は庭で爆睡をしたのも、
    やっぱり「そうあるべきよう」を私が生かされているからではないだろうか。

    そう想うと、何だかほっとするし、安堵する。
    それは、これからも何があろうとも、それは約束されているところへ、
    私のことを導いていくための困難と言う通過点だと想うからだ。
    「もうだめだ」と何度も何度も想い、絶望したこともある。
    しかし、そんな人生ではあるが、必然だったようにしてここに至っている。
    振り返ってみたら、罪深き者でありながら、それていかったんだと、
    そんな肯定感を感じたりする。
    それは、この年まで生きてみなければ分からなかったことかも知れない。

    ここで、究極の必然を話そう。
    スイスでの出来事だった。
    トップオブヨーロッパ、氷河の山頂展望台に私たち山賊の仲間が到着した。
    私たちは広大なる氷河とアルプスの山々の姿に感動の声を挙げた。
    そして、私たちは帰りの登山電車のチケットを買うために窓口に向かった。
    すると「キャッ」という喜びの悲鳴が聞こえた。
    何とそこには、別行動でヨーロッパを旅していた山賊の仲間であるOさん家族が、
    立っていたのだった。
    世界中の中でのたった一か所のチケット売り場で、
    私たちは、再会できたのだ。

    これは、やっぱり必然だと、私は今でも信じている。

    必然を信じる。
    それは、これからの人生を楽に生きる秘訣でもあった。

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