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  • from: クマドンさん

    2016年06月24日 05時44分49秒

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    「会いたいと願っている人にはいつかは逢える」ものだ

    「会いたいと願っている人にいつかは逢える」
    そんなことを考えた一日だった。

    35年前になるだろうか、
    私は「メサイア合唱協会」に入れてもらって、
    合唱の全くの素人なのに、
    県民会館でヘンデルのメサイアを歌うことができた。
    それも、原曲を英語でだ。
    5年間その合唱団でメサイアを歌えたことで、
    私の合唱の基本が育てられたと感謝している。

    その時、私はあるCDを買った。
    当時はまだまだCDが高価だったので、
    輸入盤のものを探していたら、
    エラート盤のメサイアと出逢った。
    それが、トン・コープマン指揮 アムステルダム・バロック・オーケストラの
    「メサイア」だった。
    1985年の録音と書かれてある。
    31年前の録音だ。

    私は、彼の演奏が大好きになった。
    当時、早朝にFMで「バロックの響き」だったかの番組があった。
    私は、毎朝早起きをして、この番組を聴いていた。
    そこでも、彼の指揮し、また彼のチェンバロの演奏に心をあらわれていた。
    彼は、私がまだまだ音楽の初歩に居たときの、音楽の先生でもあった。

    その憧れの彼が、昨夜、りゅうとぴあで、オルガンのコンサートだった。
    私は、そのポスターを観て、驚き、感動し、心が躍った。
    まさか、まさか、まさか・・・・だった。
    彼が、この新潟に来てくれる。
    30年前から憧れていた音楽家の彼が、ここでオルガンを演奏する。
    それも、バロックの名曲と、バッハとを。

    そして、昨日、憧れの彼と私は対面した。
    笑顔が素敵な老フィロソフィーである。
    音楽に向かい、全知全霊で鍵盤を弾き続け、魂の音を高らかに奏でてくれた。
    曲が終わり、拍手に応えるために振り向き、立ち上がり、お辞儀をする。
    そのお辞儀の仕方が、何とも茶目っ気があり、愉快だった。
    ここには、やっぱり、私の憧れる「グレート・ヒューマン・ビーィング」がいた。

    音楽は、そうした人として偉大な人が奏でるからこそ、音楽と成るのだった。
    音楽とは、音を奏でる人がここにいることなんだ。
    何だかどう書いてよいか分からなくなったのでもうやめるが、
    自分としての人生を貫き、耐え忍び、只管理想とする音を追い求め続け、
    それでいて、とてもしなやかで、優しく、ミューズに自分を捧げて生きている。
    そんな生き方をしてきたからこそ、コープマンの音楽はこの世に存在するのだ。

    生き方が、作曲家の書いた譜面を読ませ、その音をここに現してくれる。
    私の前に座っていた老紳士は、何と譜面を読みながら演奏を聴いていた。
    譜面がまるで物語を奏でる絵本のようだった。
    コープマンという人生を生きて来た彼が、バッハと出逢い、バッハを現す。

    私の大好きな音楽家は、
    やっぱりみんな「グレート・ヒューマン・ビーィング」だった。
    小澤征爾・佐渡裕・レナード・バースタイン・グレン・グールド・ホイジンガー等
    私は、その人ならばと、チケットを買って、コンサートに出かけて行く。
    それは、音楽と言う偉大な人に出会うためではないだろうか。

    さて、私の願いは、思いもよらぬ形で神様は叶えてくださった。

    それでは、もう一つ「偶然は、必然である」の話。
    コンサートに間に合うためにすっ飛ばして帰って来た途中。
    信号で停まっていたら、隣の車がCさんだった。
    彼は今、福祉関係のアートのことで東奔西走・獅子奮迅の働きぶりだった。
    私は、ウィンドーを下げて、
    「Cさん」と声をかけた。
    彼が驚くこと、驚くこと。
    さてさて、この信号で2台の車が隣どうしに停まる確率はいかに、いかに。

    やはり、「逢いたいと願うことだなぁ」と、

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