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  • from: クマドンさん

    2016年06月27日 06時52分28秒

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    奇跡の「運命」ダダダダーン

    さてさて、本日は代休だ。
    平日のお休みは、私にとっての至福のときだ。
    今日は、庭に新たに花壇を創ることにしている。
    昨日、コメリで大量に花たちを買い込んできた。
    これも出会いの1つだった。
    あれだけ並べられている花の中で、私が選んだ花たちだ。
    その花たちが、今日から新たな生き場所でその生涯をスタートする。

    最近は、出会いのことばかりを考えている。
    すると、出会いとは全てのことが奇跡ではないかと思ったりする。
    そのことを当たり前と思っている人にとっては、
    何も想うことも感ずることもないことだろう。
    しかし、それを奇跡と感じ、その視点から見直すと、
    やっぱりこの出会いとは、一つ一つがまさに奇跡なのだと私には感じられる。

    昨日、北区フィルハーモニーの定期演奏会だった。
    5回目のコンサートで、「運命」を選んだ。
    私は、このオケの団長であるWさんとまさに運命的な出会いを16年前にした。
    それから、私の人生は全く違った人生の道へと変わった。
    そして、彼とはあるミュージカルで共演となった。
    実に、実に不思議な縁だった。
    私たちが出会わなかったら、一つのミュージカルはこの世には生まれなかった。

    そのコンサートを目指して交差点に差し掛かった時、
    一台の車が信号手前で止まったまま動かなかった。
    右の車線には真っ赤なワーゲンが停まっていた。
    事故だった。
    そのために前に進めなかったので、ワーゲンの人に声をかけた。
    「もう少し車を前に動かしてもらえませんか」と。
    すると、車の陰から出て来た運転手が、
    私がWさんと出会った職場で同僚だった女性だった。
    Tさんは今年の春に退職だった。
    だから、またみんなで会いたいと願っていた人だった。
    まさか、その人とこうして事故現場で会えるとは・・・・。

    さて、私はマエストロに会いたくてコンサートに行った。
    正面から4列目のど真ん中。
    指揮者の背中ばかりが見える席だ。
    私の尊敬するマエストロの音楽に傾ける全霊を感じたいからだった。
    劇的な表現力とでも言うのだろうか。
    このオケの弦の音の深さと豊かさとには感動だった。
    一つの音から一つの音へ、30位の段階で変化して行くのだ。
    1と2だけの音ではなく、それは10であり、15であり、19であったりする。
    音そのものが豊かで芳醇な音楽になっている。
    それは、まさにマエストロが目指す音楽なのだろう。

    運命は、かくありたい。
    第三楽章辺りから、本当に心臓がどきどきと激しく鼓動を始めた。
    それは、私の身体が自然にこの音楽に感じて動いている証拠だった。
    すると、涙がいつものよいにじわっとにじむ。
    これも素直な魂の反応だ。
    身体と魂とが感じて、動いている。喜んでいる。歓喜している。

    私はマエストロの背中と腕の動きをじっと見つめた。
    そのうちに、不思議な感覚に居る自分自身に気付いた。
    音が全ての音が一つの大きなうねりとなって轟いていた。
    それは一つ一つの楽器の音ではなく、「運命」という音楽の音だった。
    融け合い、響き合い、抱き合い、支え合う。
    演奏する全ての人たちの想いが、真摯で、懸命な一途な想いだけが、
    伝えられる純粋な何かが、今、ここにあることを私は感じた。
    私もその音の中に融け込んでいた。

    あのミュージカルを観た人たちが、涙を流して感動したような、
    その純粋で、素朴で、温かな感動が、この運命には存在していた。
    奇跡の音楽だった。
    私は、奇跡の「運命」と出会えた「運命」に感謝し、深く深く感じていた。
    私が叫んだ「ブラボー」の声が、泣いていた。

    今もここにはその音が響いている。
    プロが絶対に奏でられない音がそこには存在していた。
    偉大なるアマチュアしか、その奇跡は起こせない。
    実は、奇跡とはそこで演奏する全ての人の心と魂とが一つに融け合うことで、
    初めてそこに生まれる嵐のようなものではないだろうか。
    マエストロとオーケストラが、奇跡の嵐を呼ぶ。
    私たちは、その奇跡と出会うために、コンサートやステージに向かうのだ。

    アンコールのグリーグも美し過ぎた。
    この豊かな弦の音色はどうだろう。
    変幻自在とはこのことなのだろう。
    私は、残雪の春山の風と沢の音とをこの音楽から感じた。

    さて、これから久しぶりのLSDに出かけよう。
    それから、庭に新たな花壇を創ろうと想う。
    私が手術してもしものことがあれば、
    この花壇は私からの家族への贈り物となる。
    きっとこの花壇からも奇跡が生まれることだろう。

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