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  • from: クマドンさん

    2016年12月30日 07時36分40秒

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    さて、言葉だ

    さてさて、言葉の力って何だろうと、感ずることが多くなった。
    言葉で、ただただ感動して涙を流す。
    時には、その涙がとめどなく溢れて、嗚咽すらしている。
    毎日、毎日、私の瞼ははれぼったく、瞳はいつも涙で赤い。
    これって何かなぁと想うことがある。
    けど、そうなんだから仕方ないなぁとも想う。
    だから、泣ける私に私はそのままでいる。

    昨日は、録画していた「こころの時代」で、
    山形小国でキリスト教の全寮制の高等学校の元校長だった人の話を聴いた。
    話を聴きながら、私は何か本当の深さに吸い込まれて行くような感じがした。
    とてもとても普段の言葉での語りだったが、
    何か深く深く私の魂に届き、その魂が聴いている、そんな感じだった。
    それは、やはり語られる言葉の真実と、
    その人の生き方そのものの誠実とが、感じられたからだと想う。

    人は、こんなに深く言葉を語れる人になれるのか。
    「問い」だと、彼も言っていた。
    生きて行くことは、「問い」を「問い」続けることだと。
    そして、人を超えた本当に大いなるものがここにはあると、
    そんな確信に満ちた、喜びと感動に満ちた眼差しで語られた神様。
    ぐっと心に迫るものがあった。

    「怖れなく生きる」
    彼は、ある日卒業を控えた三年生に「恐れているものは何か」を問うた。
    それは、怖れを感ずるものをとにかく全て書きだしていく。
    次に、書きだしたものが本当に怖ろしいものだけを3つ以内まで絞り込む。
    最後に、この怖れから解放されるために足りないものは何か、必要なものは何か。
    その「問い」を向けられたある男子生徒は、
    「先生、三日間時間をください」と、言って来たそうだ。

    そして、たくさんのそのレポートを読みながら、
    彼が発見した高校生たちの怖れとは、
    「時代が怖い」
    「人が怖い」だったそうだ。
    そして、その人とは、父であり母である親に対する怖れだった。

    その親は、私なんだ。
    私が、その父親なんだ。
    突然、瞬時に、即、私だと気付かせられた。
    「ごめんなさい」と、涙が溢れた。
    ああ、こんなに感じやすく、怖れながら、我が子は生きているんだなぁ。
    参った。参った。ただただ頭が下がった。すまないと想った。

    その学校では卒業間近に父母との懇談会を開いている。
    そこで、彼はこの生徒たちの気持ちを両親に伝えた。
    そして、ひとりひとり親たちが立って感想を述べた。
    ただ絶句する父親もいたそうだ。
    子どもたちの心を感ぜず、知らずに、いったいこれまで何をしていたのか。

    私は、子どもを傷つけて来た。
    その「問い」は、私への厳しく切ない「問い」でもあった。

    私の涙は、どこから来るのだろうか。
    今も、こうして、涙が温かい。
    「感じて、動く」この私とは、いったいどんな私なのだろう。

    この「言葉」と出会った。
    その「言葉」とは、今の私として出会った。
    その「言葉」は、だから私の中の私を揺さぶった、震えさせた。
    それは、やはり「言葉」の働きだ。

    今、ここで「言葉」と出会えたから、
    今、ここで、私は気付けた。

    「言葉」は、私を変えた。
    この「言葉」とは、いったいどこに存在しているのだろう。
    語られる言葉は、目には見えない。
    でも、私を揺さぶり、震えさせる大いなる力をもっている。

    言葉で在りたい。

    さてさて、彼のように語れる人になりたいものだ。
    言葉には、力が在る。
    言葉には、真実がある。
    その言葉は、やはり語れる人にしか語れない言葉なのかもしれない。

    「問い」とは、その言葉を語る人になれとの「問い」ではないだろうか。
    私は、その言葉を語れる人を知っている。
    私は、その言葉を語れる人と出会っている。

    人は、きっと言葉を語れる人になれるのだ。

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